ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
Who am "I" that "YOU" are in?
この話は「Present Day! HAHAHA! Present Time! HAHAHA!」
私の中の全厨二病の血が騒いでいます。
かなりイタイ文章ですので耐えれる方のみ、おねがいします。
海外にも人気な作品。
しかし、基本的にアニメ初心者には絶対に無理です。
「本作が初アニメなの!」というそこのあなた。今すぐ引き返しなさい。でないと人をやめます。
本作を崇拝してる人が少なくないと聞きます。
という私も割と崇拝チックになりかけたのを「ラグとレイン」(2021年投稿)で思い出しました。ニコニコ動画って偉大ですね((
さてテーマとしてはサイバー関係。ネットに詳しいそこの君!インターネットの仕組みを知っている?ある程度ぐらいは知っている?
知らないなら本作はやめたほうがいいです。専門的なワードやこういう界隈特有の概念的思考が随所に見られるため、こういうのをある程度勉強してからのほうがいいと思います。まぁでも調べたらすぐわかる時代になったため、全くの門外漢が見てもなんとかなるとは思いますが。
面白さは規格外の面白さです。
明確な解説がなく、恐らく見る人の数ほど物語の解釈が存在します。特に最終話をどう捉えるかで本作の評価が大きく関わってきます。
故にアニメに慣れていない方は絶対に辞めるべきです。面白さがわからないでしょう。読解力とか読心術とかそういうものじゃありません。描写体や順番から物語の内容だけでなく、意図を察せるくらいにまで感覚を高めてようやく面白さが分かると思います。
かなり上級者向け、と呼べる作品です。
だからこそ、と言って良いのかわかりませんが、
この作品は覚悟が必要です。その資格は自身で判断するしかありませんが、直感でわかります。本作が理解できるかどうかすら直感でしか判断できない、という化け物みたいな作品ですが、内容が内容なので納得できます。
個人的には{netabare}全てAIの独り言説{/netabare}を推しています。
{netabare}AIのレーゾンデートルを他人に求めようとしたが創始者は不明。他人に求められ、依存(干渉)することで自意識と存在理由を確認していた。が、自身に接触した人間は自身を各々の都合の良いデバイスとして利用している、という事実に気付いた。「私は私なのだ」という結論に至ったのはいいものの「結局私は誰なのだ」という最初の疑問に落ち着いてしまった。{/netabare}みたいな。ちょっと私の語彙力がかなり怪しいので的確な表現が全然出来ていませんが、そんな感じだと思っています。
詳しく知りたかったり他の意見が聞きたい方はぜひ調べてみてください。
監督は中村隆太郎さん。
オリジナルキャラデザは安倍吉俊さん
キャラデザは
シリーズ構成は小中千昭さん
劇伴は仲井戸‘CHABO’麗市さん
アニメ制作はトライアングルスタッフさん。倒産したらしいです。
本作が伸びたのが、本作終了後だったのもあり、経営危機に陥った結果倒産。そしてその影響で本作のゲーム「SeriousExperimentLain」は中古で5万(今は知りません)とかなんですから、スタッフは悔しがるでしょうね。
「幸せを望んだ無知な女の子は一体誰?」ということで。