TaXSe33187 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
内輪の盛り上がりと販促と
とりあえず1話を視聴
よくあるTCG販促かな?という感じだけど、デュエル開始直後から置いてけぼりを食らった
一見さんお断りかな?と思ってしまう突き放しっぷりで、既存シリーズの続編かと思って情報を調べてみた
まさかアニメと同時進行企画の新作カードゲームだったとは……
遊戯王なりMTGなりは昔触っていたので大筋の流れはわかるけど、その前提の上でも不親切な設計だなと
デッキとライフとマナプールが全部ふわっと共有されたような感じで、多分基本の構成はシンプルなんだとは思う
でもアニメ的なエフェクトとテンポ重視の展開のせいで何が起きてるかイマイチわからない
1話のチュートリアルバトルなのにカード効果をポンポン使う上に盤面説明もほとんどない
初心者(風の)男の子に説明してる女の子の解説も最低限なせいで、デュエル序盤は女の子が勝手に盛り上がってるだけに見えてしまう
「これは男の子と一緒にルールを覚えるのかな?」と思っていたのに男の子も覚醒しちゃって、見ていて完全に置いていかれてしまった
記憶のない少年だのカード販促だの王を倒すだの要素が多すぎて、全然話を整理できていない印象が強い
最初の野良バトル的な流れを完全にカットして、もっと丁寧にカードなり人物なりにスポットを当てればいいのに
「現実で売れるカードアニメを作ろうぜ!」
「記憶喪失の闇系主人公って燃える!」
「街の大きな陰謀に迫る展開格好いい!」
設定を練ってる間に色々テンション上がったのかな?というのは伝わってくる
企画の段階でカードのルールも熟知しているはずだし、既プレイの視点だと1話の印象も変わるのかもしれない
ただ最も重要な「見る側に新たなTCGの魅力を伝える」という視点が抜け落ちてしまっている
そのせいでアニメの中核が完全に不明瞭なまま上滑りしてしまっている
そしてアニメで魅力が伝わらない以上実物のカードに触れたいと思うかっていうと…
2話以降でこの内輪感が緩和されてくれると良いなぁ
……原案の名前が不穏でイマイチ期待できないけど