福松 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
影響力が強い作品なのもうなずけます
第十二話まで視聴しましたが、凄いものを観てしまいました。この第十二話前半での少女ミキの声に驚いたところ、EDクレジットで矢島晶子さんの名前を発見。検索したらやっぱりミキは矢島晶子さんでした。凄すぎて言葉も出ません。
全体の感想は観終わってから改めてということで。
2021-1112追記 評価設定
第二十二話まで視聴しました。笑い男が少佐の義体換装時の危機を救った回です。情報の収集や改ざんが容易に行える世界は、当局を上回る能力を持つ犯罪者が出現し、それに対処するために・・・、という無限ループに陥るでしょう。結果、国家権力による国民監視が完璧なものに近づいていく危険性がある事を強く危惧しました。現実世界でも情報収集分野の革新が進んでおり、絵空事ではないでしょう。過度な義体化や電脳化は当面現実的ではないので余り心配していませんが。
というような真面目な感想を抱かせるほどに本作の出来は素晴らしいものです。一言でも台詞を聞き逃したらついていけなくなる緊張感がありつつも、視聴者を置いてけぼりにしない絶妙な難易度調整をしているようです。現在進行中の笑い男事件を除いて、付随して起こる事件は概ね解決したものの、完全には種明かしをしない余韻の作り方はとても好みです。OPは「なんじゃこれ?」と思いましたが、回が進むにつれ違和感が減っていくのが不思議でした。
笑い男事件の結末がどうであれ、高評価なのは変わらないと思います。
2021-1207追記
最終話まで視聴、次はセカンドギグですね。
「stand alone complex」とは上手く表現しましたね。ぴったりです。
全体の構成として、前回追記にあるような危惧を極力さけるような題材選択がなされているように感じました。原作者・制作陣の絶妙なバランス感覚に脱帽です。名作と言われるにはちゃんと根拠があるんだなー。