ようす さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ACCAを舞台に交錯する言葉と視線。愛するがゆえの思惑が絡み合う。
2016年まで連載されていた漫画が原作の作品。
アニメが放送されたのは2017年なので、
アニメもきれいに完結しています。
人物名や土地の名前が多くてややこしかったので、
それを整理しながら見進めると物語がよりわかりやすいと思います。
全12話です。
● ストーリー
ドーワー王国は13の自治区で構成された国。
警察や消防などを傘下に置く行政機関・ACCA(アッカ)。
ACCAの監察課は、各自治区の業務が適正に行われいてるか監視していた。
ACCA本部に勤務する監察課の副課長、ジーン・オータス(♂)は、
各自治区へ視察に赴く日々。
その頃ドーワー王国にはクーデターの噂があり、
クーデターの主犯はジーンなのではないかと疑いがかかり、
調査が命じられた。
ジーンの監視を行っていたのは…。
国には13の自治区があり、
ジーンは短期間ですべての区の視察が命じられたため、
次から次へと新たな土地に出張に赴きます。
大変そうですが、その代わり
視聴者は次々と新しい区の情報を得られます。笑
同じ国でも、区によっていろんな特色があります。
いろんな区に行って、その土地と人の暮らし、文化を見れるのは面白いなと思いました。
しかし、裏で行われている画策については、
よくわかりませんでした。
クーデターやらジーンの監視やら、
何か動いてるみたいだけど、よくわからなくて。
だけどクーデターのことや、
なぜジーンが巻き込まれていたのかの理由等がはっきりすると、
物語の全体像がだんだんと見えて、
どんどん面白くなりました。
追い上げ型な面白さの作品でした。
そして最終話が一番面白い^^
この作品の本質は、序盤だけではわかりませんでした。
最初数話を見た時と最終話を見た後の印象が全然違う。
いや、最初から雰囲気は変わってないんだけど、
最終話を見てはじめてこの作品の面白さや魅力がわかるのです。
そうして結果、
序盤も含めて他の話も面白かったと思える。
まさに12話でひとつの作品なのですね。まとまりがいいです^^
● キャラクター
ジーンは何を考えているのかわかりにくい雰囲気。
ぼーっとしているようで、
仕事はできる男です。
クーデターの主犯に疑われてしまって、
巻き込まれ体質かな?と思いきや、
巻き込まれるのにはちゃんと理由がありました。
タバコがよく似合います。
いつも冷静に物事を判断する姿、かっこよかったです♪
ジーンの親友であるニーノ。
つかめない男ではありますが、
ジーンの敵にはならないという安心感があります。
cv.津田健次郎さんの声がまたよく似合うのよね…
大人の男という感じの、かっこいいキャラでした。
そして私の一番のお気に入りは、
ジーンの妹・ロッタちゃんです♪
ロッタちゃんが可愛くて可愛くて…(*´ω`*)
表情があまり出ないジーンに対して、
明るくて表情コロコロしてて天真爛漫なロッタちゃんはまさに天使。
ベレー帽の制服姿も可愛かった(*´ω`*)
他にもキャラがたくさん登場します。
それぞれ役割がはっきりしているから顔はある程度見分けられるんだけど、名前を覚えるのが大変でした。笑
● 音楽
【 OP「Shadow and Truth」/ ONE III NOTES 】
ONE III NOTESはこの作品のために結成されたユニット。
この曲がかっこよくて…。
ものすごく好きです♪
【 ED「ペールムーンがゆれてる」/ 結城アイラ 】
こちらは子守歌のようなしっとりした曲。
だけど私の中では、
アニメの中ではあまり印象に残りませんでした。
OPがかっこよすぎたからかな…。笑
BGMも超かっこよかったです♪
● まとめ
個性豊かな13の自治区。
区民も自分の区に誇りを持っている。
それぞれの区の特徴を見ている時には、
同じ国なのに暮らしも文化も全然違うなという印象でした。
だけど、それらの個性が集まってひとつの国となっているのは、いい国だなあというのが、最終話を見終わった感想です。
言葉が難しいから二周目の方が楽しめるかもしれません。
いい作品でした。
放送当時人気が高かったのも納得でした^^