退会済のユーザー さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
なんかイマイチだなあ……
原作未読。
ヤンキー×タイムリープというけっこう珍しいジャンル。
ヤンキー漫画には詳しくないんですが、ケンカだけでなく恋愛要素も初めからあるのでけっこうマイルドな方かな。(出版しているレーベルがマガジンという理由もあるかも)
{netabare}
タイムリープものとしては雑な方。18話ぐらいまでみたんですが、正直「最後まで見たいな」という思いはだんだん薄れていきました。あんまり好きじゃなかったなぁ。
・ストーリー
駅のホームから突き落とされて、電車が走ってきて……気が付くと12年前に戻っていた。
物語の始まりはタイムリープとか異世界転生みたいな感じ。
タケミチは昔付き合っていた生涯唯一の彼女であるヒナタを死の運命から助け出すためにヒナタの弟の直人と協力してタイムリープをしていくことになる。
直人と握手することがタイムリープするトリガー。
回らない頭を回し、根性とガッツでタケミチはかつて奴隷のようだった中学生活を変えていく。
いきなり東京卍会のトップと友達になったり、敵の後手にずっと回り続けていたにも関わらず死ぬはずだったナンバー2を無事助けられたり、(いろいろご都合主義なところはあるものの)なんとかヒナタが死ぬ原因になった抗争が起きないようにする。
抗争は発生せず、ヒナタはタイムリープ前に日には死ななかったが、今度はタケミチの昔の友人の手によってまたしても死んでしまう。
東京卍会のナンバー2を助けた後は東京卍会VSヴァルハラ。
卍会を裏切った奴を連れ戻せなかったら死ねとか言われて急に絶対絶命になる(ここもなんか雑な感じするなー)。
ここぐらいまででみるのをやめました。
ヤンキーものではあるけれど、格闘技とかのケンカの技術が深く掘り下げられることあまりなく、強い奴は敵を一瞬で倒して周りが「つっ、つえー」っていう感じで強い設定。抗争とかの話がメイン。頭のおかしな奴らが頭のおかしいこと(だいたいただのケンカ)を暴走族単位でやっていく。
拳銃や薬は出てこず、煙草も吸ってない。個人的にはもっと裏社会というかアングラみたいな感じでグロいケンカが好きなので「ガキ同士の見栄の張り合いだなぁ」と思ってしまうところがある。まあマガジンだからしょうがないのかなー。
稀咲がどういう手口を使って暗躍しているのか分からず、とりあえずやばい奴みたいな雰囲気になっているのも気に入らない。もうちょっとちゃんと説明してくれ。作者の雑さがここに出てる。頭の悪さも感じる。
上の方に一度書いた通り、タイムリープ系の話として見ると雑なストーリー。
直人は物語が始まった瞬間からタケミチのタイムリープ能力に気づいていたり、タケミチの友達もタイムリープ能力に気づいたり。
どうやらこの世界の人たちはみんな漫画の読みすぎらしい。普通「こいつ、タイムリープしてるんじゃないか?」とか絶対に思わない。ほんとご都合主義。
そして直人はタイムリープするトリガーの一部を担っているせいか、タイムリープによって変わる前のことを覚えている(ここもご都合主義だなあ)。
タイムリープものって本来主人公一人が奮闘していくうちに仲間ができるとおもうんですけど、「東京リベンジャーズ」は(直人の存在があって初めてヒナタを救うという目的が生まれるので)仲間(直人)が初めからいないと話が成り立たない。こういう話の構造はタイムリープものとして大きな欠陥。
毎話ごとに前回までの復習に冒頭3分ぐらいの時間をたっぷり割いてくれるのはうれしい。ただその分ストーリーの進み具合が遅くなるが。というかそもそものテンポが悪い気がする。
キャラ・声優
キャラクターがあんまり僕には刺さらなかった。印象が薄い。
ただ半間の「ダリィ」っていうセリフは好き。半間は好きでした。
作画
制作はライデンフィルム。
絵はきれいです。
音楽
いい曲も悪い曲もない。あまり記憶に残らない。
総評
実写の映画の方は話題になってましたが、アニメの出来はそれほどでもない。ただギリギリ見れるレベルとは言える(僕は途中でやめましたが)。
ヤンキーものとしてはマイルドで、タイムリープものとしては出来が悪い作品なので、ヤンキーものやタイムリープものをたくさん見た人には正直つまらないかも。
あまりおすすめできる作品ではない。
{/netabare}