nyaro さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
一色いろはのあざとさを堪能でます。ニヤニヤがとまらないです。
史上最強のあざといキャラ、いろはすが楽しめる良OVAです。一色いろはの前では、雪ノ下も由比ヶ浜もすっかり存在感が薄くなってしまうくらいです。デートシーンは約24分中14分くらいですが、ほぼ全編だったと錯覚していました。
ただ、残念ながらゲームの付録だったので、私が加入しているサブスク検索しましたが見当たりませんね。どこかにあるのでしょうか。
なお、ラノベ10.5巻の小説で代替できます。もちろん声優さんの演技がいいので物足りないと思いますが、OVAは入手が難しいので仕方ありません。表紙が非常に良いイラストなので検索してみてください。
いろはすの凄いところは、ひょっとして惚れてるの?ってマジで勘違いするような態度ですね。マザーグースの「お砂糖とスパイスと素敵な何か」って甘くて、でもちょっとピリッとしてて、男にとっては理由はわからないけど惹きつけられるってことですよね。本当に一色いろはをそのまま言葉にしたようなフレーズでした。
ただ、一方で比企谷にいろはすが振り回されているようなところも可愛いんですよね。比企谷は本当に引きこもりの陰キャか?一番のパリピのような気もします。
ちょっと思うのですが、作者は本当はこのいろはすみたいな女の子をヒロインにした作品が好きなんじゃないでしょうか。本当に活き活きしてます。俺ガイルって多分一色いろはが登場しなかったら、10巻くらいで破綻していたのではないかなあと思います。
冷静に考えれば結末はわかるのですが、読んでいた当時はいろはすエンドを本気で疑ってました。
その一番ノリノリの一色いろはが堪能できる本作。ニヤニヤがとまりません。是非、広く公開してほしいものです。
運よく見られる機会を見つけられた方は、例の「なんですか、口説いてるんですか…」のセリフの進化が「好きな人がいるので無理です」「気持ち悪いから無理です」から進化して、どこまで進んだかを確かめてみてください。悶えてしまいます。