北山アキ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
タイトルなし
原作未読
3話まで観て
1話では期待したけど、2~3話萌え重視で肩透かし。
イリナの声は年齢を感じてしまう。
ソビエト云々は物語に関係ないので、意識する必要はないだろう。
実際、西側の色眼鏡を通した東側っぽいイメージを少し援用しているだけで、これがソビエトか感は皆無。
以下、どうでもいい話{netabare}
アメリカもソビエトも少数民族の英雄譚や悲劇の英雄譚を捏造するのは大好きだし、大得意だから、「モノとして処分しろ!」なんて三下みたいなネタの無駄遣いはしないだろう。何度も使いまわして、同語反復しながら微妙にニュアンスを変化させてイデオロギーに昇華するまで使い切るよね。
その過程で当事者の人格をすりつぶしたり、当事者は神格化しつつその他大勢をすりつぶしたり。一人を神格化することでその他大勢を奴隷にできたら、こんな効率の良いことはないわけで、みすみす捨てるわけがない。なお、スターリンもフルシチョフもロシア人ではない。だいたい、人種差別を制度化して、恒久化して経済のエンジンにする手法は、それを最も洗練させた大英帝国から覇権を受けついだアメリカのほうが大得意である。要するに、資本主義のお家芸である。
覇権国が国民国家を欧州外にまで拡大して、国際社会の基礎単位とするというルールを作り、それを強制された人たちがとりあえず国民国家っぽいものを手っ取り早く作る必要に迫られた状況(それ以前には存在していなかった国境線の内側にたまたま暮らしていた多種多様な人々を1つものとしてまとめなきゃいけないミッションインポッシブルなわけです)で、共産主義思想は理解はできなくても次善の策として必要不可欠なツールだった。要するに、資本主義の領袖が世界に共産主義や社旗主義を名乗る政治体制を広めたとさえ言える。なら、東西陣営の対立とは何だったのか?
ソビエトはまた別の社会実験だから、それらの国とは別ものだろうけど。{/netabare}