Bハウス さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
原点回帰とダイバーシティー
2015年の紅白でミューズが出場
翌年にアニメ再放送
その後もサンシャイン、虹ヶ咲の再放送が続き
満を持してEテレにて新作を投入した
ラブライブプロジェクト
ミューズの監督京極尚彦氏と花田十輝先生に戻し
まさに原点回帰の色が濃い作品となっている
各話で過去作のオマージュがあって
久しぶりに見たう〇こ帽子は何度見ても
エキセントリックw
今作の主人公かのんは歌が大好きな女の子だが
小学校の合唱で緊張から声が出なくなり
それ以来人前で歌う事が出来なくなっていた
しかし街中で口ずさんだ歌声を偶然聞いた中国人留学生可可が
スクールアイドルの道に誘うという始まり
過去の花田作品は主人公がリーダーシップを発揮して
周りが付いて行くという流れだったが
今回はラブライブに引っ張るのが可可で
かのんはじめ他のキャラクターはそれぞれ別の目的で
スクールアイドルとして関わっていく
OPや本選決勝を新国立競技場にしたのは
キャラにある多様性(ダイバーシティー)を意識したのかな
逆に今作のライバルユニットである
サニーパッションはサンシャインのアクア同様
神津島代表としての誇りを持って活動しているので
対比と言う部分ではわかりやすくなっている
これまでは平板だったラブライブの戦いも
予選ごとに課題が課されており
初戦のラップだったり二戦目の独唱は
リエラに取ってみたら過去作との差異を出せる
いいアイディアだった
新設校と言う設定でも生徒が集められず
廃校の影があったり
可可もラブライブ予選が終われば
帰国するようお姉さんに言われたりと
ヤマの作り方が相変わらず大げさで
帰国問題は解決していないがw
見せ場であるライブシーンは
すみれがセンターを勤めたノンフィクションや
クーカーで初めてライブしたシューティングスター
この2つは物語の転換点として流石のクオリティーである
最終話はスノハレと同じように同級生に案内され
用意してもらったステージで全力を出すも
サニーパッションに敗れて予選敗退
個人としてのスクールアイドルだったかのんが
負けた悔しさを機にみんなの思いを背負って
ラブライブ優勝を誓ったシーンは
予定されているだろう2期での成長を
期待させるものになっていると思う
お約束だった謎ミュージカル繰り出さなかったしw
新設校が舞台で5人と人数を絞った事で
虹ヶ咲のようにメンバーにフォーカスできたし
いい意味でシリーズを踏襲してアップデートしていた
先に二期やる虹ヶ咲の仁先生は
どう応えてくれんやろか