かりんとう さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
映画にするほどでもない内容…
この映画の悪役の立場にいるのは"駒井景之"という登場人物になります。
と言っても完全なる悪役ではなく、娘を撃たれたことによりその恨みでって感じで元は海門城の城主で海門城に住む人々から慕われていた人です。
が、彼が登場するのは冒頭と終盤のみ。
中盤は「こんな人がいたんだよ」程度で姿すら出て来ません。
ようやく終盤で海門城にやって来て彼について語られますが「ふーん…?」くらいで感情移入できません。また今回のカバネ達は統率がとれたカバネ達でこんなのありえないーって話なのに、駒井がどう指揮っていたのか描写がとくにないです。
唯一あったのが海門城の窓から大砲を狙撃し、大砲に血のペイントをべっとり付着させ、カバネ達を誘き出すシーンです。
それ以外描写がないので、駒井は城から出てないように思えます。出ずに指揮っていたなら尚更どう指揮ってたか気になりますが…
観て思ったのは、この映画は"生駒と無名、その他カップリングがイチャイチャしてるのを見届ける映画"って感じです。
なので海門城の話はおまけって感じがします。
確かに生駒×無名は好きですし、映画の最後もなんだかんだグッときましたけども。
そもそもこの映画約1時間と短いのです。もう少し時間を伸ばして序盤~中盤に海門城の過去などしっかり語っとくべきでわと思いました。
これでもかというくらい生駒×無名その他カップリングを推してくるので、TV版で生駒×無名や菖蒲×来栖、侑那×巣刈が好きだった方は楽しめると思います。とくに生駒×無名です。
映画として観るなら全体的に薄っぺらく感じてしまいます。