えたんだーる さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
厨二的バトルの王道
== [下記は第2話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第2話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。
第1話だけ観ても「戦闘場面が(厨二的に)カッコいい」以外の感想はあまりなかったのですが、第2話を観て世界観なども判明してきたので楽しくなってきました。たぶん視聴は継続するつもりです。
メディアミックス企画らしく、「takt op.(タクトオーパス)」というのがプロジェクト名で、本作のテレビ放送ではスマホゲームのCMが流れています。
タイトルの「タクト」は指揮棒、「オーパス」はクラッシック楽曲の作品番号 Opus(Op.) に由来すると思われます。
作品世界的には「コンダクター」と「ムジカート」という役割があり、コンダクターの指揮によりムジカートが実際の戦闘を行い「D2(ディーツー)」と呼ばれている怪物と戦うという設定になっているようです。
「原作: DeNA・広井王子」となっていますが、たぶん広井王子氏はほぼ設定とかゲームのシナリオの方にだけ関わっていて、アニメのストーリー自体はかなりアニメオリジナルっぽい感じがしますが、特に根拠があって書いているわけではありませんので間違っていたらごめんなさい。
少なくともビジュアル面では、特にムジカートの運命が戦闘モードに「変身」する描写やその衣装、変形して射撃武器としても使用可能な大剣、戦闘時の敵味方双方の動きなど、厨二バトルの様式美をきちんと押さえたビジュアル的に美しい感じだったので、とりあえずそういう場面ありきで観るというのはアリだと思います。
主人公のタクトがムジカートの運命を「コゼット」と呼ぶ理由や、運命に何らかの不備があってアンナの運転する車に乗って三人でニューヨークを目指しているというのはわかりましたが、ストーリー要素は未知数です。
個人的には、この先が楽しみになってきました。
余談: TV CMを観ているとビジュアル面は全く違いますが、原作: 広井王子の『サクラ大戦』風味をどことなく感じます。
== [第2話まで視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==
2022.1.3追記:
昨年中に視聴終了していましたが、レビューを更新しそびれていました。
本作の位置付けはゲームでのストーリーの前日譚ということになるかと思われます。このアニメ本編ではめっちゃ活躍した巨人(タイタン)さんですが、ゲームではどうなんでしょうか。
台詞で一から十まで全部説明してくれる感じではなくけっこう「画面から読み取ってくれ」とか「察してくれ」という感じのアニメではあったので、そのあたりを不親切と感じてしまうと評価は低くなりそうですが、タクト、コレット、運命、アンナのどのメインキャラ主観で考えてもなかなかに切ないお話ではあったので、無事に最終話まで完走できました。
個人的には、けっこうおもしろかったです。