トリプレット さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
突然戦闘機械に体がなってしまったらどうなる??
この物語は、ある日たまたま公園に同時にいた老人と青年が戦闘タイプの機械人間にされてしまい、その後全く別々の道を歩み始めるが、最後は協力して地球を救うというストーリ―。
やっぱり人によってその力をどのように使っていくかは、その人の個性が出ていて面白い。今回は2人が同時に戦闘機械になったことで、最終的にパワーバランスがとれていたと思う。
ちなみに老人と、その娘(高校生)の破綻していた関係から、老人が一気に信頼を取り戻して熱い親子愛が繰り広げられるシーンも見ものです。(涙)
以下詳細。
青年のほうは自分が大切に思う人以外、他人の命を軽く考えていて、故に戦闘機械となった自身の能力で、次々と悪人(?)たちを殺害していく。
一方で老人のほうは、常に正義感に溢れて、戦闘機械になったのも何かの運命だと考え、次々に弱い人たちを守るためにその力を行使していく。
しかし、母親の何気ない一言で、もう人を殺すのはやめようと穏やかな決断をした矢先、警察に容疑者として追い詰められてしまう。
青年は逃走に成功したが、残った彼の母親はマスコミとネット民に追い詰められて、自死へと追い込まれてしまう。怒り狂った彼は、追い詰めたマスコミとネット民を殺害し、復習をしていく。
そんな中、クラスイメイトの女の子とそのおばあちゃんは、彼のことを信用し、彼を家に匿っていた。青年は次第に暖かい家庭の雰囲気に心を癒され、女の子に感化され、その力をに人のために使うようになっていった。
しかし、そんな平穏な日々も長くは続かず、警察に彼女の家にいることがばれ、特殊部隊の突入により彼女とおばあちゃんが殺されてしまう(そのあと何とか救った)。
彼はまたまた再度社会に失望し、そして、絶望した。そんな彼が行きついた結論が、日本国民全員あの世に送ることだった。
とまあ長々と書いたけど、青年は絶対悪ではないけど、人の命を軽く考えているところがあって、そんな人間が力を持ってしまったがゆえに悲劇は起こってしまった。そして、その悲劇に拍車をかけたのが、彼が大事にしている人たちの死である。
彼は2度までして、殺人をやめて、その力を人のために役立てようと決めたのだ。それなのに警察のやり方がまずかったせいで、彼を叛意させることになってしまった。←当然危険人物に対する対処なのだけど、おばちゃんや女の子まで銃で撃つのは最悪すぎる。
でもでも、最後はおじいちゃんと協力して、彼の大切な友人を守るために、隕石衝突を地球から守ることができてよかった。
そして、ずっと正義のヒーローであることを家族に隠していたおじいちゃんが、高校生の娘からもヒーローだと思ってもらえるような熱い展開もあって、そこだけはこのアニメで感動した場面だった。
なんだかんだで、一度見始めたら気になるので一気に見てしまうアニメです。人がたくさん死ぬのでグロイシーンが多少なりともあり、見返すことはありませんが。