「サクガン(TVアニメ動画)」

総合得点
62.9
感想・評価
202
棚に入れた
539
ランキング
4656
★★★★☆ 3.1 (202)
物語
2.8
作画
3.3
声優
3.2
音楽
3.2
キャラ
3.0

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ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

父親視点で観ることになりそうです

第一話を視聴、とにかく引き込まれました。
観ている最中に「あれれ?、これって一時間枠だっけ」と思ったぐらい色々とありました。
決して時間を長く感じたという意味ではないです。その逆で、色々ありすぎて頭の処理が若干追いつかなくなった、という意味です。
かなり広い層に受け入れられる作品だと思います。
未視聴の方にご覧いただきたいのでネタバレ一切なしの変な感想文になってしまいましたがご容赦ください。(いつものこと?)

2021-1217追記 ネタバレ有りに変更
第十話を視聴、世界の解説回(ちと遅い気がします)であるとともに、父親の話もありました。
親って何なんでしょうね。子を思う気持ちが単純ではないのは確かで、「守りたいけど、自立させたい」という随分と絡まったものであるように思います。一本だけの線でズバッと決められないんじゃないでしょうか。私はガガンバーかメローロかと言われたら、ガガンバー派で、多分、ご覧の皆さんと同じじゃないかなって思います。
あ、メローロは他人の娘に対する正しい対応をしてたんだ、結構、いい奴ですね。ちょっと揺らぎますw
ちびメメンプー可愛いです。しかも、娘としても単純ではないことを何となく感じました。いい親子だと思いますし、羨ましいです。
虹の子って何でしょう。
最後にメローロへの印象が急上昇しました。じわじわ上げてくるのが良かったです。唐突感がないですからね。

2021-1226追記
第十一話を視聴、エンタメが盛んなドリームコロニーでの一エピソード、と思わせておいて・・・。
このコロニーでは職業選択の自由がなく、基本的に親の職業を継ぐことになっています。ここで、なんか面白い感じで誘拐と誤解されるメメンプーとガガンバーですが、歌姫シーナの声に聞き覚えがあります。調べたら「先輩がうざい後輩の話」の桜井桃子役の方でした。
やりたいこと=夢を絵に描いておいて、それを次々に実現させていくシーナ、彼女に絵の才能を認めるメメンプーという構図です。その夢に、今もやっているはずの歌う事も含まれていて、結局シーナは自分が夢を見るのではなく、みんなに夢を見せる、という選択肢を選びました。このようにコロニーの名前の件が回収されますが、メメンプーは「わからない」と叫びます。私もわかりませんでした。そういう意味ではメメンプーに強く共感しました。
「シビト」とか「虹の子」(これらは何回か登場してた言葉ですね)や「本当の父親」とか、ちょっと物騒な感じがしてきました。多くの応募作品の中から選ばれただけはある、何かを持った原作なのではないかな、と思いました。

2022-0102追記、評価確定
最終第十二話を視聴、ここまで手袋を外したシーンを観たことがないメメンプーがとても気になっています。
囚われたメメンプー、お、ここでナディアか。ふむふむ。
ガガンバーが父親していていますが、ん、なんか作画の雰囲気が違ってて、気合が入りまくっています。何が起こっているのかはっきりわかる戦闘シーンや疾走シーンです。
メメンプー=虹の子の出生の秘密暴露かな。うん、そうでしたね。強く思ったのは、それでもガガンバーは父親である、ということです。生みの親より育ての親って言いますもんね。
シビトの役割もまあまあですが、はっきりしました。
お、手袋が溶けてメメンプーの手の平が少しだけ見えました。これは何かくるぞ・・・。
ファーストガンダムは除きますが、会話しながらのロボット戦闘って、どうにも好きになれません。しかし、本話での会話付戦闘は心にストンと入ってきました。
悲しいこと、言うなよ、メメンプー。よし! 完全に手袋がない状態になった。素晴らしいです(何がだ?)。鼻水が可愛いメメンプー。よく言ったガガンバー。シビトの変節を生み出しました。この展開に、何故か納得する自分がいます。
「さあ、サクガンの時間だー!」 よし、行け、行くんだ。理屈なんぞ吹っ飛ばせー。
メローロ、たぶん彼はもみ消しをしてくれるはず。とはならんかったかー。そして逃げる。もうルパンです。シーナも歌に戻った。粋なワンカットです。非常に綺麗な終わり方でした。

全体を通して。
アクションに理屈は要らない、とばかりに考察勢を吹き飛ばしてしまう作品でした。ガックリ来てる人も多いでしょう。私はライトなエンタメ勢ですので、サニーボーイも頭空っぽで楽しめた口です。まさか「私は頭が良いのだ」が伏線になってたとは、単純すぎて逆に気づかなかったです。でも、それで良いと思わせてくれた何かがこの作品にはありました。さすが大賞受賞作です。これを意図して作ったのだから賞賛に値すると思います。takt.opとは少し違った角度からのアンチテーゼと言えるのではないでしょうか。

投稿 : 2022/01/03
閲覧 : 395
サンキュー:

15

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