「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する(TVアニメ動画)」

総合得点
71.8
感想・評価
427
棚に入れた
1371
ランキング
1270
★★★★☆ 3.4 (427)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.4
音楽
3.3
キャラ
3.4

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ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

【ファンの方は読まないでください】出だしは上々→自分で人身売買してるし→つくなら嘘は一つだけ、を大幅に逸脱していました。

第一話を視聴しました。
転生物としては、転生前を比較的丁寧に描写していたのが良かったです。
その内容も硬派で、細かい所まで行き届いていて、このまま一本別のアニメが作れるんじゃないかと思いました。
絵も綺麗で、とても見やすかったです。
詳しくないので自信がないのですが、森田順平さんでしょうか、渋いです。話の展開に伴って出番がなくなるかもですが、それは仕方ない事ですね。でも、ちょっぴり期待しています。少し調べてみたら凄い俳優さんでした。
第二話以降は世界も雰囲気も大きく変わってくるでしょうが、第一話のクオリティが高かったので期待しています。

20211023追記、ネタバレ有りに変更
第三話まで視聴しました。かなりの不安がこみ上げてきました。
金(ゴールドインゴット)を魔法で無尽蔵に生成できるというのはとんでもない事で、世界の問題の大半は金(マネー)で解決できちゃうのではって思いました。ゴールドの価値が暴落しない程度に少しずつ生成しなきゃいけませんね。下手したら経済が大混乱し貯蓄の少ない貧困層が餓死しちゃうかも。ゴールドは少ないから価値があるし、この世界は金本位制のはずなので。
銃や火砲を魔法で生成できるのも謎。回りくどいけど銃や火砲を模したもの、と捉えるべきかなって思いました。マジックミサイルみたいに直接的な魔法を使わない、というのがこの作品の味になるのかもしれません。この世界の火薬、銃、火砲の技術レベルがどうなのか明らかでないのですが、技術が必要な物を魔法で生成できるなら自爆無人機と制御装置を大量に作ったら暗殺なんて簡単にできちゃいます。勇者には効かないでしょうけど牽制とモブキャラ制圧程度には使えそう。
作中の描写から発射薬、炸薬ともに火薬ではなく魔力を使っているようです。火砲の砲身が破損したのは発射魔力が過剰だっただけなので発射魔力を減らせばよいだけですね。標的に届く程度の初速が出れば十分で誘導は魔法でするだろうし、炸薬は湖の小島を半壊させるほど強力なので運動エネルギーは不要と思われます。徹甲弾を使うなら話は別ですが、どちらにしても勇者を倒す武器としては非力で話に登場させる意味はあったのかな?
また、「感情を持ち、国のために暗殺を自らの意思で行うのだ」という下りについてです。この国は貴族制が支える王政国家のようですが、これを善としないと成り立たない考え方です。もし勇者が王政を打倒し共和制を目指す者ならば、現代社会を知る主人公は大きなジレンマに立たされるのではないでしょうか。女神は何を考えているのかな。
あと、過去の暗殺技術と強力すぎる魔法の組み合わせのバランスってどのように取るのかは見どころになりそうです。

2021-1114追記 タイトル補充
第六話を視聴、あまり気分の良い話ではありませんでした。
そういえば第一話でも闇の人身売買が行われていましたね。
今回の終盤では、不当な人身売買の疑いにより孤児院の顧客の子爵が逮捕されました。人身売買に正当・不当がある世界みたい。判断は領主か。孤児院の院長も後ろに手が回りましたし、芋づる式にルーグも罪に問われ兼ねないです。相場(あるのかよ)以上の金を悪人に渡し、魔力持ちの少女マーハを引き取りましたしね。少女引取現場を目撃した人物は多数居るので、事情聴取程度は受けるでしょう。「解放のための身請け=正当な人身売買だった」なら認められそうですが、何かモヤっとします。
いっそのこと、院長と取り巻きを全員暗殺して、金の力で孤児院を乗っ取っちゃえば良かったのでは。マーハに最大限の恩を売るために、意図的にそうしなかったのかもしれません。
尺もありますし、二年間の商人としての修行生活はほとんど描かれないようです。経過を見せず、後日、得た成果を何か発揮するのでしょう。
というわけで、森と孤児院で有望な魔力持ちの少女を助手にできました。恩を受けたので無償で絶対の忠誠をルーグに誓うのか、年季後の解放を約束して適正な賃金を払っているのか。前者なら奴隷と変わらないので後者でしょうね。
美談にしたかったのでしょうが、舞台装置がお粗末に見えて、家族とか王子様とか言われても寒いです。助手たちが駒扱いされないことを願います。

2021-1212追記
第十話まで視聴しました。
大きな流れとしての話には興味が持てるのですが、つまらないと感じるシーンが多すぎる気がします。深みがない、即物的でありすぎる、くらいかな。伏線のシーンだったとしても、そこはもう少し練ってほしいなって思いました。原作の問題が大きいのではないでしょうか。

2021-1224追記
第十一話を視聴、ディアの偽装暗殺ですか。成功しても彼女は地下に潜ることになります。別遺体を用意するしかないですが、一体どうするのでしょうか。一方的な虐殺が始まる。身代わり見っけ。火災を利用か?

2021-1228追記、タイトル追加、評価確定、1224追記の脱字追加
最終第十二話を視聴、予想通りルーグは火災での偽装を意図し、死体を準備し、ディアに遺言を演説するよう指示を出します。強い敵が出てきたので、大砲を出しました。一騎打ちになりそうで、これに勝てないと前進できません。ディアはちょっと察しが悪すぎるキャラに描写されているのが不憫です。声優さんは切れて良いと思います。キャラ愛を感じません。ちゃんと「決闘なら」って明言しているのに気づかせない脚本なんて。
偽名を使うルーグ、時間稼ぎをしています。核は日本の作品としては使いにくく、全キャラへの悪影響が甚大ですので除外して、非常に大きい運動エネルギーを持つ実弾(例えば電磁レールガン、質量も要るが速度重視)か光学兵器くらいしか思いつきません。前者でした。魔法も物理法則に従う方が私の好みで、以前の回に出てきた金(ゴールドインゴット)の生成には、核融合が必要だと思います。それか既存のインゴットを盗み移動させるだけか。あ、これなら生成になりませんね。質量保存や重力などを無視してほしくないので、反重力と言われてもちょっとポカーンなのです。そもそも反重力を駆使できるのなら、敵を反重力で宙に浮かせて移動不能にした方が手っ取り早いです。
勇者が現れて、第一期が終了しました。キャラデザ的に優しい雰囲気で、「王政を打倒し共和制を目指す者」との予想が当たるか気になります。

全体を通して書くことはあまりありません。各話の感想で十分だと思います。
訂正として、1114追記の中の「二年間の商人としての修行生活はほとんど描かれないようです」は誤認でした。前後関係を誤解して、時間を飛ばしたと思ったのです。1114追記内容の書き換えはせず、申し訳ありませんが、ここで訂正させていただきます。

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 466
サンキュー:

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