よしひろ さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
物語が本格始動、相変わらず完成度高い作りこみ
1章ではメンバーが帰ってきた!!!という感じでしたけど、2章からは物語が本格的に動き始めました。
{netabare}
テレビシリーズではアルビオンが「王国側」と「共和国側」の2つに分かれて両者が覇権を争うという構造でしたが、そこに「新大陸」の勢力が加わってきました。物語はますます複雑に。
これまではプリンセスが王位継承権第4位ということだけわかってましたが、2章からは第1位~第3位までの継承者が一斉に登場。
そして物語のラストで意外にも、黒幕は私だよみたいなネタ晴らしが早くも盛大に行われました。・・・けど、単純にそいつ一人がラスボスになって残り映画4回分が進むわけもなく、4年前のテレビシリーズから追っかけているプリンセスプリンシパル玄人にも簡単には先が読めません。とにかく早く続きを見せてくれ。ガルパンを追い越してくれ。
映画を1回見ただけでは拾いきれない小技の数々、ぜひ何度でも見て堪能しようではありませんか
・作画の尺にあわせて音楽・効果音をちょうどよく鳴らし終える「フィルムスコアリング」。音楽が物語に溶け込んでいて、視聴1回では楽曲の完成度の高さに気づきにくい!
・ちせの初めてシリーズ。今回は初めてコーヒーを飲むの巻。何を飲んでるかは見えないけど、舞台あいさつのコメントによればコーヒーとのことでしたね
・戦闘担当のアンジェとちせ。序盤では吹っ飛ぶちせをアンジェが受け止め、終盤では吹っ飛ぶアンジェをちせが受け止める。このコンビネーションよ
・ドロシーの射撃の腕前、ガンアクション。なんだかすでに当たり前のように見えてしまうけど、空薬莢やら発砲の反動やらもしっかりと表現
・幼女メアリーのかわいらしさと、気づかうプリンセスの母性。ロイヤル全開
・ベアトリスは単独では活躍してないけど2章では常にプリンセスかドロシーと同行していて、要所要所で優しい雰囲気を醸し出す
・テレビシリーズで監督のお気に入りだった借金取り3人組が再登場。3章以降で出番が無さそうとのことで、監督が急遽入れたのだとか
{/netabare}
とかなんとかで、以前の内容をよく知ってる人ほどうれしい内容でした。もっと世界に広まってほしい