セシウス さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
後味良好(頭は少し疲れる)
原作ラノベは未読です。
禁酒法時代のアメリカが舞台です。たくさんのキャラクターが登場し、決まった主人公はいない典型的な群像劇です。柱となるストーリーはなく、マフィアの抗争をベースに不死者、ギャング、不良、殺人狂、強盗、マスコミ関係者などが入り乱れてアクションします。
基本的に1年ずつずれた3つのシーンをめまぐるしく切替えながら展開していくのて頭がかなり疲れます。最終話まで見ると話が一つにまとまって全貌が見えます。人が死にまくり、単純にハッピーエンドとも言えないのですが、視聴後の後味は意外なくらい爽快でした。キャラクターと物語の見せ方が上手だったと思います。
そのキャラクターたちも名前はとても覚えにくいですが、声優さんたちの好演もあって非常に魅力的です。マフィアの登場人物が多すぎて若干識別しにくかったです。
作画は、キャラクターはオーソドックスなものです。アクションシーンは迫力あるバトルがよく表現できていたと思います。グロテスクなシーンもわりとリアルに描いています。
音楽は、オープニングの出来が秀逸です。この作品がどのような作品なのかすぐにわかると思います。
グロテスクなシーンが多く子供向きの作品ではありませんが、大人は楽しく見れる作品だと思います。話が複雑なので、全13話は一気に見るのが一番おすすめです。