栞織 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
波乱万丈の活劇ストーリーで面白い
9話まで一気に見ました。ストーリーが波乱万丈に富んでいて、飽きさせないです。しかも作画が全編手書きでよく動いています。また作画乱れもまったくなく美しい画面です。
話としては18世紀の大航海時代のヨーロッパが舞台ですが、戦国時代の真田家の子孫みたいな忍者集団が登場します。海賊が活躍する海洋ものだと思います。ただ出てくるメカはやや荒唐無稽で、ヒロインたちの乗りこむ船は、この時代にはありえない潜水艦だったりします。要するに大漫画的要素を詰め込んだ作品で、昔のアニメが好きだった人なら夢中になると思います。ただ謎の部分が少し複雑になってきていて、オルレアンの少女のジャンヌ・ダルクを謎部分の中心に据えているのですが、それがうまく謎解きになるか微妙に思えてきています。あと3話でうまく謎が回収されるといいのですが。
話の構造としては、乙女ゲー的要素が入っていて、ヒロインがいろいろな男性美形キャラから思いを寄せられるというストーリーで、その手の話が嫌いな人には、ヒロインが幼い印象もあって、まったく受け付けないと思います。しかし私は面白いと思いました。演出が細やかで、仕草とか考えて描かれているので、嫌味には見えないです。また戦闘場面は本当にかっこいいです。雪丸の剣による剣劇がすごいので、一見の価値はあると思います。ギャグ要素もうまくちりばめられていて、老若男女に受ける要素だと思います。全12話と短いシリーズなので、見やすいと思うので、もし見れる機会がありましたら、おすすめしたい作品です。
→最終話まで視聴しました。短いシリーズでよくまとまっていたと思います。最後死んだと思っていたキャラも生き返って、いわゆる大団円として終わった作品です。作画は本当に美しかったです。