take_0(ゼロ) さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
話をたたむまでの過程の重さよ・・・
荒唐無稽と言ってしまえばそれまでの設定をベースに、
その設定=しがらみにとらわれた者たちの物語がついに終わる。
シーズン2あたりで既になかなかにキツイ人間関係が描写されていたが、そのしがらみを解き、乗り越え、衝突して壊しながらの本作の序盤、中盤はメンタル的に疲れている私(個人の感想&都合です)には少々きつかったです。
なので、何とかこの長い作品の結末を観ておこうという姿勢での視聴となりました。
それぞれが、それぞれの場所、心の落ち着くポイントへ収まっていく最終盤は、まぁまぁ、そう疲労もせずに観れたでしょうか。
途中、みーんなが「好き」レベルで落ち着いちゃうのかなぁ、とも思いましたが、さらに後があり、もう一歩進んだ表現があったのは落としどころとしてほっとしました。
それぞれが、それぞれなりに成長して、未来へ向かっていく姿勢にも納得できましたし。
ま、あえて言えば、あれだけこじれていた感情がそうきれいに収まるのか、と言う思いもありましたが、それを言うのは野暮でしょうね。
実はこの物語はアギトの物語で、透はその触媒だったのではないか、と言うのが私の見立てなのですが、これを言うのも野暮でしょう、強弁するつもりもないですし。
おっさんが言うのもなんですが、透と夾のラストシーンは、よくあるパターンなんですが、しみじみジーンと来てしまいますねぇ。
ここら辺、ただ「いいシーン」ってだけじゃなく、実感、体感が伴ってくるんですよねぇ、年食うと。
長い物語の最終話です。
1期2期を見てこられた方はぜひ見ておいてほしいものです。
ただ、感情と感情のぶつかり合いにお疲れ気味の私の様な方は、お気をつけてw。