タック二階堂 さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
多治見PRの呪縛が解けてからが本番。
詳細は1期でも観てください。
岐阜県多治見市のタイアップで、焼き物を前面に押し出す作品です。
1期は、それでもゴリゴリと多治見押し感はそこまででもなく、どちらかというと主人公が亡き母の軌跡を追って、自分探しといったストーリーで好感が持てました。
=====で、初回視聴後、所感です。
{netabare}
焼き物コンクールで選外だった主人公・姫乃でしたが、作った「座布団」には満足して、割れちゃったけど母親に一歩近づいた気持ちでいます。
で、次は何作ろうということがノープラン。
おとうさんや、顧問の先生、そして両親の先輩にあたる前顧問の話(母親が在学中の思い出話)を聞いて、多治見の町をいろいろ歩き回ってみましょうと。
や、う~ん…
それが自治体ゴリ押しだっていうんですよ。それは実写パートに投げればいい話ですよね。アニメでまで、多治見の観光名所をめぐり、人との触れ合いを描くとなったら、それはもうPR動画にしかならないですよ。
ちょっと懸念が出てきた初回でした。
あいかわらず、古臭くて懐かしいキャラデザは健在。ライバルの子たちが登場したけど、いまどき「ぐるぐるメガネ」のキャラデザはねえだろw
いい意味でノスタルジーを感じる作りは嫌いじゃないです。多治見ゴリゴリにならなければいいんですけどね。
あ、実写パートは観ていないので評価から除外しています。ちらっと観たら、ブランコに乗っていました。いや、多治見関係ないやん…
{/netabare}
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
やー、だからさぁ…
さっそく懸念していた自治体ゴリ押しタイアップ臭が出ちゃってるじゃん。
何の脈絡もなく、年賀状を見返す姫乃。その中に1枚、住所もなく届けられた年賀状あり。差出人は、隣のナオちゃんでした。書かれていたのは「きのうはありがとう」。なんじゃらほい?
と思ったところに、ナオちゃんがお母さんと喧嘩して、家出してきたから泊めてとやってきました。うーん、ジャストタイミング!
で、年賀状のことを聞くと、教えてほしければ、多治見市の虎渓公園で桔梗の花を見つけましょうと。なんで?
で、桔梗の花は、マンホールに描かれていたのでした。カラーもあるよ!って、「ラブライブ」の沼津市をリスペクトですかい!
虎渓公園には、街を見渡せる展望台がありますよ。わー、夕焼けの風景がキレイ!
どうです?
ゴリッゴリの多治見市推しでしょ?
こういうのをやめろって言ってるんですよ。
そのせいで、ストーリー展開が強引だっていう。
あ、実写はなんか、土木作業でユンボが出てきました。見てないけど。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
前回の、母親の焼き物に影響を受けてメキシコから女の子がやってきたという回は、まあ悪くはなかったかと思うのですが…
今回はまた、ずいぶんとえげつなく多治見推し(伝統の土が語る閑話)と、焼き物ができるまでのチュートリアルでした。
金髪くるくるちゃんのテンションが、どうにも苦手なんですよねぇ…
というわけで、好きじゃない回でした。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
1期に比べると、若干ストーリーの目的がふわっとしている(お父さんの喫茶店の棚に飾るマグカップを作る)ため、全体として弱かったかなという印象です。
しかも、姫乃が選択したのは、メキシコから来たヒメナ(ややこしい名前…)が作った小さいダイニングセットっていうんだから…
1期よりも作画は格段に良くなったけれども、お話自体は起伏があんまり…
いや、十子パイセンとおじいちゃんとの和解とかあったけれども、それはメインストリームじゃないしね。
序盤から怒涛の多治見PRラッシュでしたが、中盤以降は「ノルマは果たした」とばかりに本筋に入ります。いいじゃん、PRは実写パートでさんざんやってるんだから。
あ、実写パートはまったく観ていないので、評価に入れていません。多治見で遊ぶ声優さんのファンなら楽しめるのではないでしょうかね。
{/netabare}