タック二階堂 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
ゴリラのままで良かったじゃん…
詳細は略。
うん。「鬼滅の刃」の我妻善逸です。
いや、下野紘さんはもう少し演技の幅がある声優さんだと思うんだけどなぁ…
「イヤーーーー!!」とか、「なんでぇーーーーー!?」とか叫ぶシーンが、もう善逸にしか聞こえないですよ。
でまあ、ストーリーはクラス全体で異世界召喚という、「蜘蛛ですが、何か?」パティーンの“なろう”です。
で、巻き込まれていくうちにスキルやらレベルアップやらを勝手にしていく感じ、そして頭の中で女性の声で「●●を取得しました」となるのは、「転生したらスライムだった件」パティーン。
テンプレにテンプレを積み重ねていく「THEなろう」という印象です。
で、ラストにメスゴリラ登場。おそらく進化したら美少女になるんでしょうねぇ、花澤香菜ボイスで。EDの映像を見る限り、これから何人も美少女が登場してパーティを作りますよという感じ。異世界ハーレムという、なろう読者の夢と欲望がこれでもかと詰まったような作品になりそうです。
ちなみに制作はホットラインという、2013年に「スパロウズホテル」という作品を元請けで作った以外、さしたる実績がない制作会社です。制作協力としてENGIの下に入ることが多いようで、「たんもし」「フルダイブ」あたりの制作協力に名を連ねています。なるほど。
で、よくわからないのが制作プロデュースとして、「はてなイリュージョン」のChildren's Playground Entertainmentという中華系企業と、なんとfeel.が入っているという。
いちおう次も観ますが、あまり期待はしていません。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
かいがいしいゴリラとの生活。
ゴリラが愛情を注ぐ。それにツッコむ善逸。
爆笑しながら観ていました。ただし、Aパートまではな。
やっぱダメだねぇ。ゴリラが美少女に変身したら、主人公がイケメンに進化したら、とたんに駄作になった感じ。
しかも、作画が微妙だから美少女でもねえし。
ゴリラのまんまで良かったと思います。次で判断します。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
いやー、やっぱ主人公がイケメンになって、ヒロインがゴリラじゃなくなって、ホントに普通の「なろう異世界モノ」に成り下がってきました。
お約束のギルドに冒険者登録。ベタベタなギルドからの試験。そこに、ギルドのメンバーが変態だらけという寒い設定。で、テンプレのような美女巨乳な半裸のAランク冒険者。なぜか、たいした理由もなく主人公に即落ち。
原作の面白くなさが分かっているのか、声優だけは無駄に豪華。まあ、2000年代のメイン級を揃えましたという感じもなくはありませんけど。下野紘、花澤香菜、そして井上麻里奈(敬称略)と、往年のラブコメ作品のようなラインナップです。
もう1話だけ観てみます。次で判断します。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
う~ん、面白くならないねぇ。
もはやストーリー展開とかどうでもいいと言わんばかりの雑な伏線(ダンジョンではぐれても、光って相手の居場所まで導く。相手に命の危険が迫ったら赤く光る→バカでかいフラグ)。導く石が壁にぶつかるギャグの天丼。
いや、そもそも愉快な魔族たちの罠自体が、雑な伏線なんですけどね。
もはや、面白くしようとすることを諦めているような作り。それでも、まだヒロインがゴリラのころは楽しめましたが、変身してからは本当に普通の(むしろ格の下がった)なろう異世界モノです。
別に主人公がドラゴンに、どうやって勝つのかとかも興味が持てないので、ここで離脱します。お好きな方にはごめんなさい。
{/netabare}