taketake さんの感想・評価

3.2
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態：----

少し不安だなぁ

見える子ちゃん原作勢です。

第一話{netabare}
この話を見た限りだと、この制作会社は作品の良さを分かっていない気がしてくる。個人的に見える子ちゃんはあくまでもギャグ漫画としての位置であると思っている。
グロくて、気持ち悪い幽霊と対するように描かれる可愛らしい主人公や陽気な友達、そして、作者自身の女子高校生への独特なフェチ。この対比があるからこそ幽霊の恐ろしさが浄化され、見える子ちゃん特有のホラーのはずなのになんだかほのぼのとした雰囲気が醸し出されるのだ。しかし、この話は完全にホラーに張り切っているように見える。そのために雰囲気に合わないフェチが異質を放っており、もはやそれがあろうが無かろうがどうでも良くなってしまう。
何より一番重要なのは、このアニメをギャグアニメとして視聴者に見せないと間延びしてしまうことである。まだ一話なら許容できるが、主人公が幽霊を無視し続けるというあまり動きのない描写が永遠と続くことは本格ホラーとして無理があるだろう。それすなわち完璧なる駄作である。この作品がギャグであるからこそ、反応が可愛らしく、恐ろしさを浄化させなくてはならいないのだ。
ここまで酷評をしてきたが、良いところも一つだけある。一話目にして時限爆弾を設置してきたところだ。
この先、主人公の可愛さが愛極まり、時限爆弾が爆発して、見える子ちゃん本来の雰囲気を出せることを期待している。
{/netabare}