「迷宮ブラックカンパニー(TVアニメ動画)」

総合得点
71.6
感想・評価
243
棚に入れた
906
ランキング
1314
★★★★☆ 3.5 (243)
物語
3.5
作画
3.4
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.6

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

毎日が月曜日!! 労働には夢がある!!

この作品の原作は未読です。
事前情報を入手することはありませんでしたが、タイトルに惹かれて視聴を決めた作品です。
「迷宮ブラックカンパニー」
異世界のブラック企業を題材にした社畜系作品の匂いがプンプンするではありませんか…!

日々馬車馬の如く奔走している…かは分かりませんが、サラリーマンとして見逃すことのできない作品との位置付けのもと視聴を始めました。


「働きたくない!」

その想いから努力を重ね、不労所得で「セレブプロニート」になった二ノ宮キンジ。
死ぬまで怠惰に暮らす決意をした矢先…
なんの因果か辿り着いたのは「迷宮が職場」の超ブラック企業だった、

優雅な生活は一変し、かつて「ダンジョン」と呼ばれた鉱山でひたすら
肉体労働させられ血の汗と涙を流す日々。

過酷な現場、長時間労働、低賃金。
さらには上司のパワハラ、洗脳、やりがい搾取。
さんざん見下していた「社畜」ライフを送ることになってしまう。

それでもキンジは諦めない!
最高のニート生活を取り戻すため、
時に手段を択ばず、時に悪知恵を駆使してしぶとく成り上がろうとするのだが…!?

これは、唯我独尊な超外道青年による不撓不屈の物語。
「異世界迷宮」×「ブラック企業」の
社畜的ファンタジー、開幕!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思うこと…
キンジ君、ちっとも仕事が嫌いじゃないではありませんかっ!

確かに最前線での労働や戦闘は似合っていなかったと思いますが、それは、単にその立ち位置がキンジ君にとっての「適材適所」ではなかったから…

最前線での立ち回りといったら、くのちゃん演じるリムや、戸田めぐみさん演じるシアの方が誰が見たって合っていると思います。

悪知恵を働かせるのは決して良いと思いませんが、可能な限りの最善手を
尽くそうとする姿勢は個人的に嫌いじゃありませんでした。

でも、彼が持っていなかったのは魔力や戦闘力などの肉体的に相手を傷付ける手段だけだったのではと思い始めてきました。

何故なら、キンジ君は戦闘力皆無であるにも関わらず、ここぞという時には
なりふり構わず最前線に飛び出していったじゃありませんか…
それに裏があろうが戦闘力皆無の人間が最前線に飛び出した末路は、誰にでも想像できる結果しか有り得ないんです。

これも普通…だったらなんですけれど。

キンジ君のもう一つ凄いところは、何だかんだ言いながら仲間を信じていることにほかなりません。
先述した戦闘でも然り…彼があんな無茶をできる最大の理由は、絶対仲間が助けてくれると信じているからではないでしょうか。
これが彼がのし上がれる最大の理由なんだと思います。

そして彼がのし上がれるもう一つの理由…
兎にも角にも仲間に恵まれたことでしょう。
キンジ君の言動に自分の耳や目を疑ったことは一度や二度じゃありませんでした。
それでもみんなキンジ君に手を差し伸べるんですよね…
やっぱりそういう魅力というか、オーラを彼は纏っているんですかね^^;?

ですが「セレブプロニート」って一体何ですか?
初めて目にした単語だったので思わずググっちゃいましたよ^^;
そしたら、この作品で生まれた造語だったみたいですね。

でも、「セレブプロニート」ってそれほど魅力があるんでしょうか。
その立ち位置を手にするまでには途方もない労力を必要とするでしょうに…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、HOWL BE QUIETさんによる「染み」
エンディングテーマは、ハンブレッダーズさんによる「ワールドイズマイン」

1クール全12話の物語でした。
続きを感じさせながらもきっちり物語を纏めた構成も良かったと思います。
1クールの尺を上手に使った作品だったのではないでしょうか。
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2021/10/03
閲覧 : 266
サンキュー:

14

迷宮ブラックカンパニーのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
迷宮ブラックカンパニーのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

Ka-ZZ(★)が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ