Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
正義を問う異世界ファンタジー
この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
第1期から物語が面白く、設定が抜群に秀逸だったので、視聴を心待ちにしていた作品でした。
合理的で単独行動が好きな中学3年生四谷友助は、
ある日ゲームじみた異世界に転送された―。
すでに転送されていたクラスメイトの新堂衣宇、箱崎紅末とともに
3人目のプレイヤーとなった彼は、命を懸けたクエストに挑むことに。
感情論を排してすべての要素をフラットに、
時には仲間の命すら駒として扱う冷酷な四谷。
襲い来る魔物、厄介な事件、そして暗躍する強敵からパーティの全滅を防ぎ、
このゲームをクリアすることができるのか?
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
この第2期から、この作品の新たな設定が明らかになります。
それは、勇者の現実における時間が異世界と進み方が異なること…
詳しくは分かりませんでしたが、勇者のリアルにおける1日が、異世界の1日では無いということです。
個人的には、この設定は無慈悲で救いが無いと思いました。
勇者は不死身かもしれません…
だけど、勇者だけで何とかなるほどゲームマスターのクエストは甘くありません。
そう、異世界の住民の協力なくして達成は有り得ないのです。
それは、クエストを重ねれば重ねるほどその傾向が強くなったように思います。
そしてクエストは必ずしも新天地ばかりで行われるわけではありません。
加えて、クエストの有無に関わらず一緒に過ごした記憶はずっと残り続けるんです。
誰が悪い訳でもないのは理解しているつもりですが、改めて時間の経過は時として残酷であることを再認識させられたように思います。
一方、物語の方はクエストのクリアに伴いメンバーが一人ずつ増えていくので、難易度は上がっているのだと思います。
それに、出演される声優さんも惜しみなく投入されていました。
例えば、とある島の巫女さん役を、あやちと碧ちゃんが…
これって思いっきり「petit milady」ですよね~^^
それに麗奈ちゃん、ゆかりんや、岡本信彦さんとか、細谷佳正さんなども作品の中でしっかり活躍されていましたよ。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、樋口楓さんによる「Baddest」
エンディングテーマは、高槻かなこさんによる「Subversive」
高槻かなこさんは第1期のオープニングに引き続きの担当になります。
個人的には第2期はオープニングの方が好みだったかな。
1クール全12話の物語でした。
wikiをチラ見して知りましたが、原作のストックはほぼ使い切っているようです。
しかも、6週目は原作ではなく小説版がアニメ化されているとのことですが、きっとアニメ化しにくい内容だったのでしょう。
しかも、円盤は第1期と第2期を併せた全24話を収録したBlu-ray BOXが発売されたそうです。
これらを勘案すると続編の可能性は限りなく低いのでしょうか。
個人的にはこれからがクエストの大詰めになるので、続きもアニメ化されると嬉しいんですけどね…