ハウトゥーバトル さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
Ecole de Paris
この話は理の輪廻の話
ジャンルは戦闘・異能
クラウドファンディングで制作された本作。
原作はR18ゲームだったそう。グロかエロだかは知りませんが、少なくともエロはありませんでした。グロに関してはまぁ…四肢が千切れることをグロと呼ぶのなら本作はグロの部類に入るのでしょう。
結論から言いますが、本作はつまらない
正確に言うなら「このアニメは面白くない」
一話目、ものすごく面白そうに見えます。
が、それは幻想です
1つ目の悪い点、会話の内容が難解すぎる。
会話の内容が抽象的(概念的)であり、色々伏せた状態で話し続けるから何が何を指しているのかまるでわからない。
いや私の理解が足りないだけなのかもしれませんけど「フフフ」「ま、まさか」「ええ。そういうことです」どういうこと?
となります。結構重要なこと(だと思ってる)にも関わらず敢えてそれを明白にしない。空白の美学的な効果を狙ったのでしょうが、考えられる選択肢が多く確定できません
Q どれかをあてはめればわかるんじゃない?
残念ながらどんなぶっ飛んだ発想でも本作にはあってしまいます。人が概念体になろうが、実体を調節した存在になろうが、魂の具現化による集合的恐怖の実現も、本作ではありなのです。もうなんでもありじゃん。
2つ目の悪い点、キャラが判別しにくい
主人公たちは一般人ということで本名で呼ばれるのですが、なんと相手側は通称で呼ばれます。しかもドイツの名前。「ヴィルヘルムがやったのか」いや誰だよ
もう本当に何がなんだかわからない。一気に見ればよいのかもしれませんが、きっと一気に見ても覚えにくいでしょう。
3つ目の悪い点、物語が難しすぎる
会話の内容、キャラの判別が難しい本作、当然のように内容もワケワカメ。
概念だか過去だか真理だかよくわかりませんが、中二病がすきそうな単語がいっぱい。どんなに物語を簡潔に語ろうとしてもかなり長文になります。その中身が濃密とかならまだしも全然濃密ではない。ただただ説明が必要な箇所が多すぎる。
中二病といってもイタイという感情はわきませんでした。なぜならわけがわからないからです((
「俺の右手が真っ赤に燃える!」とかいうレベルじゃありません。「我が破壊の愛を持って貴様の救済の愛を打ち砕いたときこそが全ての既知の破壊であり私の存在理由だ」って何言ってんだ。
良いところといえば内容が難しいだけに多少の理解でも満足感は得られます。
ですが、圧倒的に面白くない方が勝つので、ぜひともおすすめしません。
{netabare}経営破綻でクラファンのお礼ができなかったていうの面白いですよね{/netabare}
始まりは誰からだったか
ということで締めます