saitama さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
作画がマシになった? 最期まで色々惜しかった。
最初の印象…
「おー、なんか作画がマシになっている気がする」
たぶん、1期は周囲で批判意見も多かったんだろうな。
それが想像つく。
とくに陶芸と器等の作画。
すごく底上げされた訳じゃないのだけど、
明らかにパースが狂った作画や変な遠近法無視作画が減ったというか、
全体的に手抜き箇所が減った。
まあ、でも実際の陶芸シーンがまだまだ出てないから
評価は次回以降かな。
アニメ15分、実写15分も変わらず(実尺は12分ずつかな)、
これは制作費を抑えるためだから仕方ない。
実写部分はCBCの機材とスタッフで撮影できるから安上がり。
声優もCBCのクルーに撮影してもらえてテレビに出るのだから楽しいだろう。
これが良いとは思わないが、30分枠をそのまま埋めるだけの
予算が集まらない以上、こういった変則的な手法も大事。
テレビ局からするとアニメって時間かかるうえに制作費が糞高いと思っている。
実際、金を集めるのはこっちなのに制作会社にばかり金が行っていると思っている。
で、制作会社はこんな予算と期間じゃまともに出来ないと思っている。
この悪循環が解消される日は来るのかねえ…。
かといって、ネトフリみたいに予算高くても権利ゼロだと制作会社は露骨に手を抜くし。
この作品を観ていると、アニメ本編よりも、製作委員会含めた、
いろいろなアニメ界の裏事情を考えさせられる。
■23話まで視聴
たしかに作画が良くなっている。
そして脚本もうまくまとまった回が出てきた。
とくに16話(2クール目だと4話)は
ベタなやり方(脚本)だけど、良かった。
基本工程も学べたし。
20~21話は無理くり感動させたけど、
脚本自体はこちらもベタだけど悪くない。
あと、多治見情報の入れ方も2クール目の方がずっと上手い。
こうなると、1クール目が本当に勿体なかったな。
実写部分はおまけとして楽しめばいいのかな…。
こちらも色々浅すぎてなぁ…惜しい。
■観終わった
2クール目は明らかに1クール目より良かった。
作画は良くなったけど、だめな部分もやはり多かった。
いろいろ惜しい作品だった。
1クール目の脚本と作画がもうちょっとマシならば、
もっと多治見の良さが伝わるアニメになったろうなぁ。
このての地域密着かつ紹介アニメだと、
後半が盛り上がっても駄目だろう。
マーケティング的には1クール目でどれだけ興味を持ってもらうかが重要。
たぶん、2クール目は地元ウケも良かったのではないかと思うが、
それだとPRとしては遅いんだよなぁ…。
そしていちばん惜しいかつ残念だったのは、
焼き物作りの作画がいまいちだったこと。
最終話の最期だけきちんと作画しても意味がない。
たまたま年末年始にアベマTVで、
映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦を観た。
いろいろな所作とか動作、じつはすごい細かい。
飛礫を投げたりとか、史実をよく調べている。
一方、このアニメは焼き物作りを通じて多治見を紹介するのだから、
そこの描写がいまいちというのが、魅力を大きく損なった最大の要因かもしれない。
細部をどう大事にするかが大事なのに、明らかに一部だけ頑張ったのが丸見えすぎた。