Usotarou さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
これを作ったスタッフたちのアニメも作ってくれ
作画 ストーリー テーマ まとめ
五人の女子高生が将来は五人でアニメを作ろうと約束し、それぞれの道へ進みさまざまな困難を乗り越えて成長していく物語。
作画:グッド
作画が良かった。神作画とまではいかないが、作画崩壊がなかったしそれぞれの状況に合わせた作画が素晴らしかった。さらに作中のアニメの表現方法について議論されているシーンはすごかった。線がちょっとずれるだけで絵の印象が違うし、表情にこだわるだけでそのシーンのキャラクターの感情が倍増していた。何よりすごいのはこの表現の違いを視聴者にもわかりやすくなおかつリアルに表現している製作スタッフだと思う。アニメに対するこだわりや熱意がなければ最後までアニメを作り上げることは難しいのだろうと思ったし、アニメ業界に携わる人たちに尊敬と感謝の気持ちが湧き上がった。
ストーリー:笑えたし感動したしアニメとリンクするところが最高だった。
主人公が製作進行を担当するアニメとその主人公の身の回りで起きるトラブルや悩みがリンクする場面がある。特にアニメが完成した時はそれが最高潮になる。アニメ製作の悩みと登場人物たちの悩みが全て昇華されていくかのような演出は思わずうるっときた。あと、当然女子高生たちの夢は最終的に叶うわけだが、それが叶う瞬間までのもって行き方が素晴らしかった。感動が最高潮になった。
テーマ:リアル
とにかくアニメ制作のリアルがそこにはあったと思う。昔からの技術はいらないのではないか。納期とクオリティ。声優の過酷さ。人間関係の難しさ。将来の夢。いや、もはやこれはアニメ制作のリアルではなく現実社会でのリアルもあると思う。アニメ好きはもちろん見たら楽しいが、アニメ好きでなくても楽しめる作品だと思う。
まとめ
とにかく笑ったし泣いた。悲しい涙ではなく感動の涙だったのが良かった。OP,EDも本編に出てくるテーマに沿ってこだわって作られてるのでそこらへんも楽しんでほしいと思う。