横比較無用ノ介 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
業を滅することはできたのか
「業」とワンセットの感想。
またも始まってしまった惨劇の連鎖。
それでも昭和58年6月の綿流しを無事に終え、昭和62年へ。
だが、本作がループものであることは、言うまでもない。
本当の始まりは、ここから。
「卒」では「業」の惨劇が別視点から描かれる。
惨劇の中での記憶が少しずつ、硬い結び目を解いていく。
そして訪れる結末。決して理想でなくても、容認できる未来へ。
このシリーズならではの、相変わらずの凄惨シーン。
国内で猟奇的事件がなくてよかった。放送中止になることもあるからね。
ほのぼのシーンから一気に落ちていく、その落差の大きさを感じるのが「ひぐらし」。
凄惨シーン抜きだと、たぶん面白くないんだろう。
「卒」では、ほのぼのシーンも鬱が漂っていたので、落差がなくなったのは残念。
あと疑心暗鬼も足りなかった。
さて、気になるのは「悟史」の今後。次シリーズで活躍するのかな。
雛見沢村とスティーヴン・キングの描くメイン州は同じような世界だな。
一つ解決しても、きっと、新たなホラーが始まってしまうのだろう。