天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
破SFスーパー英雄(?)列伝21
アニメの「ゲッターロボ」は、3機のゲットマシンが3体のロボットに変形合体する当時としては斬新な設定のアニメでした。
それぞれのゲットマシンに搭乗する3人の性格と敵である恐竜帝国の行動隊長であるキャプテン○○との戦いや、状況に応じて合体分離をして戦法を変えて戦う面白さも人気のひとつでしたが、ここに石川賢が連載するマンガが登場します。
その内容は、アニメとはまったく違った石川賢テイスト全開のもので、後々アニメ化される作品に多大な影響を与えることになります。
そして1991年、アニメ「ゲッターロボ號」が放送開始となり、またまた石川賢連載の「ゲッターロボ號」が始まるのですが、内容もアニメとは違い、かつて連載されたマンガ「ゲッターロボ」「ゲッターロボG」の正当な続編でした。
博士は神隼人だし、途中から恐竜帝国に敵は変わって真ゲッターは登場するし、もうめちゃくちゃな展開に狂喜乱舞しました(苦笑)
さすが石川賢、俺たちに出来ないマンガを平然と描く、そこにシビれるあこがれるうぅぅぅぅーっ(おいっ)
まあ、何故こんな事をダラダラ書くかというと、このアニメ「ゲッターロボ アーク」はその石川賢の死去に伴い未完となった「ゲッターロボサーガ」最後の作品のアニメ化だからなんです。
なので、この作品はそれまでの石川賢が描く、ゲッターロボの作品を読んでないと面白さが半減する訳で(汗)
まあ、それ以前に石川賢が好きかどうかで全然違いますけど・・・
そんな訳で石川賢特有の、理屈なんてどうでもいいんだよ、面白ければ的な勢いのまま展開します。
一応、アニメの中でも断片的に過去の状況が描かれますが、これマンガ読んでないと分かんないんじゃない?な気が(あわわわわっ)
原作が途中で未完となっているためか、序盤の勢いそのままの展開に比べ、中盤から間延びしたような感じは否めませんし、これまた石川賢特有の大風呂敷を広げて全宇宙的な展開にして終わっちゃうラストには、やっぱり俺たちの石川賢だぜとしか思えませんね(おいおい)
この後も拓馬、カムイ、獏の戦いは続きますが、それを描けるのは亡くなられた石川賢しかいませんし、こういうラストもしょうがないかもしれません。
えっ?そんないい加減でいいのかって?
いいんです、それがゲッターなんです。
「チェンジ、ゲッター!」