ソース さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:----
お?期待して良いっすか?
正直エウレカシリーズに関しては「2005年のTVアニメで終わらせておけば良かった」という意見を未だに持っている。これまでの派生作品はTVアニメの戦闘シーンを焼き増ししたようなものが多々あったり、キャラの設定が改悪されているなど新鮮味がなく不快で全然楽しめなかった。
しかし、今作を見てその焼き増し(特にハイエボ1の)を少し許すこと、そして意味を見出すことが出来た。アネモネのキャラ変も個人的には問題なかった。(エウレカは闇堕ちしてましたが)
内容は詰め込んでいて相変わらず難解である。正直理解しきれていない部分もある。
けれども、自分は今作から「複雑化していたエウレカセブンの各シリーズを1つに収束させますよ」という意志を感じた。この点を自分は評価したい。今作以外の全ての作品は魔女となったエウレカの夢?のようなものだったという衝撃展開を利用して今作が現実世界であるというのを示した。
これらの事や終盤の展開を考えると次回作では、綺麗に「エウレカセブン」という物語を閉めてくれるのではないか?という淡い期待を少し抱いてしまう。
というかよくよく考えれば今作でやっていることが結構シンエヴァンゲリオンと重なるものがあってここで終わっても別に異論はないが、やはりレントンとエウレカは再会してほしいので次回作でこの展開を強く期待する。
主に次回作への期待を込めての高評価だが、最初に述べた「TVアニメで終わらせておけばよかった」という自分の意見に疑問符が付く作品であった。
次回作でこの意見が完全に払拭されることを期待している。