Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
この日々が、いつか輝く力になる
この作品の原作は未読です。
私の私生活に宝塚歌劇団の入り込む余地はこれまで無かったので、もともと千本木彩花さんと、ゆみりんの演技目当てで視聴を始めましたが、視聴を重ねる度に魅力の増していった作品でした。
未来のスターを目指し、輝く舞台へ情熱をそそぐ
歌劇少女たちの<青春スポ根ストーリー>!!
大正時代に創設され、未婚の女性だけで作り上げる美しく華やかな舞台で
世代を超えて人々の心を魅了する「紅華歌劇団」。
その人材を育成する「紅華歌劇音楽学校」に、
高い倍率をくぐり抜け入学してきた第100期生たち。
“オスカル様”に憧れる、178cmの長身を持った天真爛漫な少女、渡辺さらさ。
夢も友達も、すべてに無関心な元・国民的アイドル、奈良田 愛。
何もかもがバラバラな彼女たちの、希望と葛藤に満ちた音楽学校生活が今、幕を開ける──!!
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
完走して振り返って思うこと…
今回演じられた声優の皆さんの歌が半端無く上手だったことです。
今は歌って踊れるアイドルの様な声優さんが沢山いらっしゃいますが、歌が上手であることは声優さんの絶対条件では無いと思っています。
本来の仕事はキャラに命を吹き込むことなんですから…
今回エンディングを色々な方が歌われました。
元々、渡辺さらさ(千本木彩花さん)×奈良田愛(ゆみりん)の歌う「星の旅人」が抜群に素晴らしい歌であるのも相まっているのでしょうけれど、すっかり聞き惚れてしまいましたよ。
一方、物語の方は「スポ根」そのものだったと思います。
当たり前ですが、沢山のスポットライトを浴びることができるのは一握りの限られた人たちだけ。
物語は、将来のスターの卵である予科生が中心となっていますが、もう将来に向けた熾烈な競争は始まっているのでしょう。
普段は仲の良いクラスメイトでも、ひとたびオーディションになれば配役を勝ち取るため真剣勝負が繰り広げられる…
オーディション…ある意味分かりやすいかと思います。
自分と他人との力量の差を如実に感じて思い知らされる…
残酷だとは思いますが、同時に自分を納得させて受け入れることができる唯一無二の方法だと思うんです。
それでも結果に納得できない人たちばかりだから「スポ根」なんですよね。
そりゃそうです…
自分の全部を懸けて臨んでいるんです。
生半可な気持ちの人なんて、只の一人もいませんでした。
迫真の演技には何度も感動させて貰いましたよ。
銀橋を目指す少女たちの激アツ物語…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、sajiさんによる「星のオーケストラ」
エンディングテーマは、渡辺さらさ(千本木彩花さん)×奈良田愛(ゆみりん)による「星の旅人」
エンディングは、「星の旅人」の歌詞を変化させたバージョンを主要登場人物の皆さんで歌われていました。
「星の旅人」は私のお気に入りの楽曲の一つです。
1クール全13話の物語でした。
物語もしっかり纏まっていましたが、続きの気になる終わり方だったように思います。
果たして続編は制作されるのでしょうか。
もし制作されたら絶対視聴しようと思います。