とろろ418 さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
徳のない卍
主人公がとにかくひどい。
背景には題材のミスマッチとかもあるんですけど、集約するならそこかと。
というのも、この花垣武道という男、なにがしたいのかがまるでわからないんですよ。
もう実はこの男自身が黒幕でそう仕向けてるんじゃないのかってレベルでやってることが理解不能。
例えば、{netabare}
・なぜ未来の直人に報告するのか
これ最悪な事後報告ですよね。
過去の直人が武道の話を信じたってのが大前提なら、一番報告すべきなのは今後情報を生かせる過去の直人では?
それに未来で得るべき情報も真面に得てませんしね。
それぞれの今とか。誰が死んでるのかとか、どんな死に方をしたのかとかすごく重要だと思うんですけど。
・実は助ける気がないのではないか
日向にしろドラケンにしろ馬地にしろ、守りたい命となにかを天秤に掛けるようなことがなぜか一切ない。
例えば友達が逮捕される代わりに好きな女の子の命が救えるなら?
実行に移すかは人間性によるだろうけど、考えもしないのはその気がないとしか思えません。
{/netabare}
等々と言った感じで頭を空っぽにして見ないと主人公に対して相当鬱憤が溜まります。
まあ先にも書いた通り不良とタイムリープというミスマッチな組み合わせがそうさせていると言ってもいいかもしれませんけどね。
総評としては水と油を混ぜたのはいいけど、融合させるのには失敗した意欲作ってところでしょうかね。
流行ものではありますが、私はキッパリとおすすめしません。