テングタケ さんの感想・評価
4.0
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
Vivyを見た!
タイトルは某有名トラウマ絵本より。
AI歌姫と少女とのハートフル交流ストーリーかと思って観始めましたが、いきなり1話で虐殺が始まりました。
プラスティックメモリーズみたいなナンチャッテSFと違い、骨太な本格SFで見ごたえがあります。
映像が奇麗で動きもよく、アクションシーンの動きも派手で迫力があります。たまに描かれるVivyのアップは、エアブラシで描いたようなリアルな描画でドキッとします。
ラストバトルで、主人公の歌が流れながらラスボスと戦うデカルチャなシーンは、号泣とはいかないものの心が揺さぶられました。
男女の別れとか死別ですぐ涙腺崩壊してしまうお子様にはぜひ見てもらいたいですね。
最終話は総集編になっていて、本編中では集中して聴けなかった歌を流しながら、AIがストーリーを振り返ってくれるので、そこもイイ感じでした。
一つ残念なことは、主人公であるVivyがあんまり可愛くなかったことかな…。
もちろんAIらしさを出すために、わざと無機質なキャラデザにしたんでしょうが、ストーリー中に出てきた他のAIが皆可愛らしかったので、もうちょっと萌え方向に振ってもらっても…。
ともかくお勧めできる1本です。