イムラ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
原作は素晴らしいですよ。中途半端な終わり方ですが
<2021/9/23 初投稿>
原作はあだち充「陽あたり良好」全5巻 1980-1981年に週刊少女コミックに掲載
1987年から1年放映のテレビシリーズアニメです。
この頃はもうアニメ見る習慣なかったのですが原作マンガが大好きだったのでアニメが始まると聞いて1話見たんですよ
ワクワクしながら
そして
第1話のAパートでテレビのチャンネル変えました。
ヒロインの声を森尾由美さんが当てていたのですがこれが悲しかったー
「タッチ」で味をしめたフジテレビがあだち充作品のアニメ化を、ということで本作に白羽の矢がたったようです。
男性の主人公は本作も三ツ矢雄二。つまりタッチの声優を継続起用しようという考えもあったようですが。
当時のテレビマンなんて、アニメにおける声優の重要性なんてみじんも理解できていない。
なぜか日髙のり子さんが外され、売り出し中?アイドルの声優素人・森尾由美さんに。
日髙のり子さんはご本人の努力と才能が奇跡的にマッチしたわけで。
そんな奇蹟はそうそうおきない
作品そのものが文字通り台無しになりました。
実際、数年前にバラエティ番組「はやく起きた朝は」で森尾由美さんは自分が声優キャスティングされたことに触れていましたが「やっぱりやらされてたんだな」と思いましたよ。
そんな発言されてました。
というわけでアニメは実質観てないに等しく、評点もデフォルトの3.0のまま。
ですが、原作が好きなので原作の魅力やらなんやらについて語りたいと思います。
あらすじ)
県立明条高校に通う一年生の女子1人、男子4人が同じ下宿、一つ屋根の曽田で暮らすことに。
そこで織りなされるゆるふわラブコメ
登場人物)
・岸本かすみ
本作ヒロイン。
明条高校進学と同時にわけあって叔母が営む下宿「ひだまり荘」に住むことになりました。
テニス部で活躍してたし、スポーツ万能で一応頭脳明晰、可愛い設定だったような気もしますが、そうは見えない 笑。
少なくとも同じ下宿の面々からは約一名を除いてぞんざいな扱いを受けている。
ぞんざいな扱いを受けているのは、自分が同じ下宿の面々にぞんざいな扱いをしているからですが。
ぞんざいというか、互いに忌憚のない関係というか。
つまりは「普通」の女の子。
少女漫画は女の子視点ですから、女の子から見て好感度高いタイプとなるとこうなるよね、という気も。
いやいや、あだち先生の高度な洞察力で、ナチュラルな女性を描いているという説も。
海外在住の年上社会人の彼氏と遠距離恋愛中。
連載当時、私はかすみの年齢よりかなり下だったので気が付きませんでしたが。
その彼氏、今考えるとただのロリコンだよな。
CVは前述のとおり森尾由美さんです
・高杉勇作
本作のヒロインの相手役?
明条高校進学とともに下宿「ひだまり荘」に住むことに。
入学式の前の春休み、入居したばかりの「ひだまり荘」でかすみと笑劇的な出遭いを果たします。
今となっては定番ですが、当時は笑いました。
こんな出遭いなら一生忘れんだろうなと 笑。
爽やかで、男気があり、身体・運動能力も高い純朴天然明るいイケメンキャラ。
あだち充作品の男性主人公としては最高スペックじゃなかろうか。
まぁ少女漫画ですしね。
高校では応援団。
飼い猫の名前は退助。
そのネーミングの由来が結構好き。
CVはグレーゾーンの人。タッチからの続投です。
・美樹本伸
イケメン・スポーツ万能なスケベ。
キャラがぶれているようでぶれていない。
やはり明条高校進学とともに「ひだまり荘」に下宿。
かすみには冷たい。
圭子ちゃんが好き。
そういえば超時空要塞マクロスやカバネリのキャラクターデザインで有名なあの方のペンネームの由来はこの人からだったような。
CVはマ・クベでブンドルでブラスター・キッドでRの人
・有山 高志
あだち作品おなじみの巨漢ぽっちゃりキャラ。
ひたすら食う食う喰う!
野球編ではお弁当のためにホームランを打ってました。
でも本職はサッカー部でキーパーを務め身体能力は高い。
めちゃくちゃいいやつでかすみ含めみんなに優しいです。
圭子ちゃんが好き。
もちろん「ひだまり荘」の住人。
CVは林家こぶ平だそうで。
タッチから継続だそうですがこぶ平すげーな
・相戸 誠
「ひだまり荘」の隠しキャラ。
容姿はガリ勉の陰キャ。
滅多会えないので謎が多すぎる。
スキーが上手。
アニメでだれが声当ててるかWiki見てもわかりませんでした。
もしかしたらアニメ版には登場してないのかな?
圭子ちゃんのことを知りたい人はアニメか原作読んでくださいませ。
とこんな面々を中心にお話は進んでいきます。
話の途中でなぜか高校野球で熱血やったりと不思議な展開も見せますが、基本は日常ラブコメ。
下宿のみんなでスキーに行く話とかも好きでしたね。
ところでこの漫画の最終回
凄い終わり方するんですよ。
おれたたエンドなんて目じゃない。
{netabare}
嵐の夜、二人きりのひだまり荘で、勇作がかすみに告白して
雷鳴がとどろいて
終わり
{/netabare}
どうもこれは続編がある前提で、いったん終了したけど続編作ることもなくなって最終回扱いになった、ということのようです。
続きが読みたいですよ。