鰺鱒 さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
異世界チート薬師が小林製薬
原作知らず。
主演CVがこのすば・くずまさん、ヒロインのひとりが転スラ・エレンさんということだけで見ていた気がします。
エレンさん、歌い手として波に乗ってる感じですね。本作のOP曲も彼女でした。
物語:
{netabare}異世界に転移したブラック勤めサラリーマンが、転移後の世界で薬師能力を獲得し、「すんごいおくすり」を作って人々を助けながらゆっくり過ごす。
物語の起点となる内容が最終話に組み込まれたため、そこまでは転移の経緯だとかメインヒロインたちとの出会いだとかが語られないまま、お薬作ったお役に立ったわーすごいが延々と繰り返される感じです。
だからといって、転移~のお話が冒頭にきていたとしても12話全体で見ればやっぱりタルいお話になっていたと思います。
12話無し、あるいは「ブラック勤め」が無いなら、こども向け番組として立派に成立したのでは。その部分があるが故に夜アニメになってしまったのだろうけど、置き所を間違えた作品な気がします。毎話繰り返される「調剤シーケンス」が、きつかった。{/netabare}
作画:
{netabare}静止画として中の上~上の下かな。キャラデザ自体は嫌いじゃないですが、これもこども向けな印象。動画としては中の中。リッチな動きが必要な作品ではないので、評点は低いですが不満はありません。むしろ、12話を通して均質だった点は称賛しても良いかと。{/netabare}
声優:
{netabare}序盤は毒気のない「いい人」であり続ける主人公に違和感を感じたものの(だって、くずまさんなんだもん)、終盤になって少々演技の方向性が変わったのか、「らしさ」を感じられたように思う。それが良いのか悪いのかは正直わからない。
狼少女は鼻についた、というのが率直な感想。これもやはりこども向け演出だった気がする。
他の方々には、特に思うところはありません。良い意味で。{/netabare}
音楽:
{netabare}OP曲は良かったと思う。ED曲は、ヒロイン二人の歌なのですが・・・これもまたこども向けっぽく感じました。劇伴は特に印象ありません。{/netabare}
キャラ:
{netabare}何度目だかわかりませんが、とにかく全体的にこども向けと思える味付けでした。悪いとは思わないのですが、これと言って持ち上げるところも・・・狼少女が鬱陶しく思った以外、まるで毒気のない優しい世界の優しい住人たちでした。{/netabare}
小林製薬:
{netabare}主人公は薬師なので、作中で様々な「おくすり」を生成するのですが、このおくすりのネーミングがほぼ小林製薬でした。小林製薬って、それだけでどう使うのか、何に効くのかがわかる、ダジャレベースの製品名が多いですよね。のどぬーるとか、サカムケアとか。作中のさまざまな「おくすり」もほぼこんな感じでした。っていうか、それしか印象に残ってないかも。{/netabare}
[2021/09/22 v1]