アニマル さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作にないアニメオリジナル要素多めです
まず、アニオリで原作になかったシリアスが入るので最初から最後までほのぼのラブコメ学園モノを期待する方からは不評でしたね。
中二病がテーマという事で、序盤は中二病ヒロインと、中二病を卒業した主人公がそれを観て黒歴史を思い出して悶えるシーンをギャグとして物語が進んでいきます。
中二病ヒロインという題材ですが、アニメオリジナルではヒロインはお父さんを亡くした現実から逃避したいあまり、お父さんと再会が出来る不可視境界線という場所を探せる特殊な力が自分にあると言い聞かせていますが心の何処かでは特殊能力がない事を理解しています。
主人公はヒロインの家族から弱みを握られ、ヒロインに中二病を辞めさせるよう脅迫され協力します。
アニオリでくみんと凸守と言うキャラクターが出て来ましたが、凸守のキャラは好きでした。
特殊能力がないのを理解しながらも六花の心に寄り添う為に不可視境界線はあると言い張る部分や、六花が父親の死を受け入れた際に森夏に慰められるシーンが良かったです。
逆に主人公の性格は好きになれませんでした。
中二病の過去を知られたくないあまり、六花に中二病をやめさせ「あいつの父親は墓の中なんだよ!」と凸守に怒鳴っておいて、適当に綺麗な景色を見せて「あれが不可視境界線だ」とホラを吹くのは「?」となりました。
感動シーンなんでしょうが。
2期はそんな主人公と六花がひたすらいちゃいちゃする話と聞いて観るのを断念しました。