ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
飛空士による恋歌
この話はとある飛空士の話
ジャンルは戦闘・軍・恋愛
まぁなんでしょ。
割と本作を評価する声が大きく多いですが、個人的には「そこまでかぁ?」
基本的に人間ドラマがメインです。
戦闘といっていますが、別に戦争がメインというよりは心の葛藤の要因として物語の一つの要素として戦争・戦闘がある、ということなので「ヒコーキのセントーがみたい」という方にはちょっと期待を裏切られることになります
人間ドラマとはいいましたが、昼ドラのようなドロッドロの恋愛、というわけでもありません。シリアスちっくな部分はありますが、基本ライトな恋愛でイメージとしては少女漫画に近いものでした
正直ガンダムと何が違うのかわかりません。本作のヒコーキをガンダムにして13話を52話にすれば立派なガンダムです。{netabare}まぁガンダムは惚れた女が実はジオンっていうのが定石だったのですが。{/netabare}
良いところといえばコンパクトさでしょう。
割と濃密な内容にもかかわらずきれいに13話に収まっています。前半でキャラを確立し、序破急を意識したストーリーを展開しながらも収束に向かうラストはあっぱれとしか言えません。濃度的にも濃密すぎず、描かれているのをしっかりと見ていれば思考しなくとも深いストーリーを感じ取ることができます。
が、正直そこで終わりです。
深いストーリーなはずなのにライトな恋愛や短い尺のせいであっさりとした印象がでてしまいます。「続く!」としてしまえば原作の販促として機能するのでしょうが、割と完結しているので、その機能も役立ちませんし。
「思い返してみると面白かったけど、実感としてあまり...」ということになってしまいました
つまり13話に良く詰められているが、そのせいで深く感じることができなくなりあっけなさを感じてしまうかもしれないが間違いなく面白い話だった
ということです。(おそらく私は本作をそこまで覚えていないでしょう)
どうでもよいですけど{netabare}一話とタイトルですべてを察せますよね{/netabare}