Dave さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.5
キャラ : 1.0
状態:観終わった
バスから始まるオムニバス
第一印象はよくある量産型異世界テンプレもの。途中、やや面白みが出てきたかと思ったけれど、なんだか急に別のストーリーが始まって、使い捨てヒロインが週替わりで出てきて…まったくキャラクターに思い入れを持てることもなく、オムニバスのようにコロコロ展開していきます。
共通しているのはDTドリームの顕現ともいえるハーレム展開と、DT専用の微エロ。無駄にたくさんキャラクター出しても、さしたるエピソードもなく誰が誰か覚えていられないし、どんどん水増しして味が薄くなっている感じ。後半は万能精霊とか出てきちゃって、もはやドラえもん状態。もうムチャクチャ。なんの制限もなく、何でもチートでできてしまったらストーリーにならないって、どうしてわからないんでしょうか。もはやこの作品がどうやって始まったのかなんて、誰も覚えてないんじゃないでしょうか。
結局、第一印象はアテにできるってことを証明しただけでした。
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で、なんとか完走。
しかし、どんどん酷くなっていきましたね。最後の方はリアル中学生が書いた「僕の考えたラノベ」かと思う拙さでした。人の心の機微とかまったく描かれていないし、ただイキリトが出てくるだけでアッと驚くシーンも胸アツシーンも皆無。これ、ぜったい作者DTどころか付き合ったこともないのでしょう…なぜならハーレムはいいとして、相手方のヒロインの視点は全く描かれていないから。女性がモノではなく、感情をもっていろいろと考える存在であるということを、作者は理解できていないようです。強い!ってだけで誰でも惚れるわけではないし、チートで惚れさせた後、どうするのよ??コレクションとして宝箱にしまって保存するつもりでしょうか?
最後、更にヒロインを増やして話を続けようとする意図が見えましたが、まさかこんな〇〇みたいな作品、これ以上続けませんよね??中華アニメも追い上げてきている今日、こんな作品にリソース割いている余裕はないはずです。