テングタケ さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
エンジェルビーツのスタッフ作ということで
観る前から不安しかありませんでしたが、
あれよりはマシでした。
ですが、完成度が高いかと言われると全然そんなことはありません。
主人公は序盤・中盤・終盤においてクズです。
肝心な敵の描写がぞんざいです。
日本の研究所もさることながら、あの外人組織の描写のやる気のなさ。
序盤のヒロイン格がなぜか中盤で出てきて放置です。
バンドボーカルの扱いもおざなりです。
ラストの、全世界の超能力を一人で奪い去るなんて荒唐無稽でしらけました。
その能力が無ければ生きていけない人々もいただろうに、主人公の独善で強制徴収ですか。
正直必要のないエピソードです。敵組織倒してエンドでよかったのに。
妹が死んだ瞬間、はいはいタイムリープ能力ね、と思いました。
それと記憶操作を組み合わせれば、後出しで何でもできます。
主人公の真の能力が超能力を奪うという展開は、もっと丁寧に伏線を張るべきでした。兄の存在も同様です。