いるかん さんの感想・評価
1.6
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 1.5
キャラ : 1.5
状態:途中で断念した
発売したてのバトル系ゲーム原作って、かぶってない?
加えて、チームによる肉体プラス超常能力バトルということで、同じ21年夏アニメの「D_CIDE TRAUMEREI THE ANIMATION」と似通ってるな、と思いながら見てたけど8話でギブアップ。
一応、絵はキレイだし、アニメの動きも悪くない。
でも、厨二病のような設定の嵐を消化不良なシナリオといい加減な演出で、おそらくゲームのシナリオもヤバいと想定されるが、それをアニメで一層悪化させている印象。
例えば、未来の世界で数十年を経た男主人公が、泣きながら「俺を殺してくれ」と言い、怪異に抵抗せず食われる。
それまで過酷な人生を生き抜いてきたであろうオッサンが、昔同い年だったとはいえ、まだ若い女主人公に苦労を押しつけた後に泣いて逃避って、最後数時間のオッサンだけ別物感。
その後も、男主人公の父親の死体の側にいた女主人公が、男主人公に誤解されるとややこしくなる場面で、未来の情報を説明もせず逃げる。
直前の未来でオッサン主人公と話してた流れで、この選択はありえない。
他にも…
なんでもかんでも「脳」に頼る設定に、独自用語多過ぎてお腹いっぱい。
演出でも、不調な主人公を逃がす先が、空き地のど真ん中に2m程度の不自然なコンクリートの柱がポツンと立っているだけの場所。柱にストーリー上の必然もない上に、3/4方向から丸見えの場所に満足に動けない主人公を置き去り。
また、怪異との戦闘時につけるはずのマスクを、このシーンでは主人公の不調が戻るまで誰もかぶらない。
(そもそもマスクつける設定は、誰?がわかりにくいというジレンマも問題)
などなど、毎話ごとに複数ある突っ込みどころに疲れた。
タイトルに話を戻すと発売したてのゲームなので、この時期にアニメなのはストーリーがネタバレになるわけで、この酷さとあいまってゲームを買う気にはとてもなれない。