退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
人の苦しみや幸せの基準も人それぞれ
趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ。 幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになった ところを、大学生の恒夫に助けられる。 海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れを いつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。(あらすじ)
見終わっての感想は、まず今見れて良かったなと思います。
私自身、持病持ちなので、この映画で出てくるようなジョゼに対するような心無い言葉や態度を浴びせられることは実際よくある事です。
それが現実でもあり、現実というのは残酷なものであるので、自殺するわけにもいかず、それでも生きなければいけないのです。
これは別に病人や障害だけでなく、生活困難な人、そのほかにも苦しみを抱えている人全てに対して、言える事です。
そういう意味で言うと、まさに今の日本の現状を示してくれていた作品だと感じました。
このように見て学ぶ事はできても、実際体験してみないと分からない領域の話でもあります。
それでも、自分だけでなく、もっと周りに目を向け、他人と手を取り合い、助け合いながら、生きていかなければいけない時代に突入していると感じています。
そう考えると、このコロナの時期に制作されて良かったと感じた作品でした。
ただ、まいって子は好きにはなれないタイプでしたね。(笑)