Bハウス さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
キモミーベイベー
太田・あおしまコンビに制作動画工房
ゆるゆり以来の組み合わせである本作
ロシア人で小学2年生のミーシャと
元自衛官でミーシャのメイドとして付きまとうつばめ
二人を中心に展開されるコメディー
ローボールヒッターでこれだけ清々しい人物はいない
「初潮を過ぎたら(恋愛対象の)守備範囲外」は至言w
ミーシャにしても友達の鷲崎さんやゆいちゃんも
年齢以上に大人びている感じはするが
それでもつばめは尊さを感じて灰になったり
脈が止まるなどしているからようじょなのかw
前半はつばめがミーシャと接点を持つ為に策を巡らせる
ネットゲームでフレンドになったり
三つ編みランドセル姿で友達になろうと迫ったり
お母さんを亡くして家にふさぎがちだったミーシャは
つばめの行動によって強制的に学校へ通う事になる
中盤からつばめの自衛官時代の上官で
ドM気質のみどりがつばめを追いかけて
変態のいたちごっこが展開されていくのだがw
この関係がうまく一方向の三角関係になっているので
最終盤のエピソードに繋げている
ミーシャはお母さんがアトリエとしていた一室を
思い出を守るために誰にも近づけさせなかった
しかしお泊り会で偶然鷲崎さんとゆいちゃんが入った事で
この問題に踏み込んでいくことになる
つばめは義父のヤスヒロから事情を聴き
自分の生い立ちについて語りだす
つばめもまた自衛官の父を幼くして失い
父の姿を求めて同じパイロットになったものの
そこに何もなかったことに落胆した
その後右目の視力が奪われて自衛官を退官
失意の中でたまたまお母さんと遊ぶミーシャを見て
救われたと語る
「例え初潮を迎え妖精じゃなくなってもお仕えするのは
お嬢様ただ一人です」
このセリフじゃない所で共感したミーシャは
自らつばめをアトリエに呼び込んでいく
セリフを溜めてちゃんと見せ場になっているけど
出てくる回想が酷すぎてちっとも重くない
動画工房作品らしい軽さ
OP主題歌は畑亜貴さんらしい歌詞が売りで
EDのコンテはのちの「ダンベル何キロ持てる?」に
繋がりそうなタッチになっていた
本作以降さえない太田・あおしまコンビ
これ位しっかり作ってくれれば
「くまクマ熊ベアー」の二期に期待できるんだが