anime さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
わりかし硬派
革命により滅んでしまった「帝国」がかつて開発したAIで自律行動する無人戦闘機械軍は、いまだに「共和国」への侵攻を行っていた。
そんな中、「レギオン」という有人戦闘メカで戦う共和国戦隊の隊長と、これを遠隔から指揮するヒロイン指揮官が、戦死者を出しながらも少しずつ絆を深めつつ奮闘する物語。
前線で戦うレギオンのパイロットたちは、有色人種であることを理由に迫害されており、ヒロイン指揮官がそうした共和国のあり方に反対の立場をとっているというのが特徴的。
パイロットたちが家畜扱いされながらも祖国のために戦い続けてるっていうのはだいぶ無理がある設定だなと感じてしまいましたが、そこに目をつぶってしまえばいいお話だったと思います。
共和国とレギオン部隊の関係を中心とする全体像、そして主人公の一人であるレギオン戦隊隊長シンと兄の物語が徐々に浮かび上がってくる展開はなかなかドラマチックでよかったです。
帝国機械軍が、共和国人パイロットの脳を奪ってゾンビ化するなんていうホラーちっくな設定もいい感じのスパイスになっていたかと。
まあまあキリよく終わってくれたなと思っていたら、分割2クールだそうなので、このまま原作未読で今後の展開に期待したいと思います。