gkm さんの感想・評価
3.9
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
アニメの第一印象は音楽で決まることがわかるいい作品
物語は説明不足によるつまらなさ、おかしさが散見されるためはっきりいって面白くない。魅力あふれるキャラの悲壮感や絶望感を利用して、物語を面白く展開している風を装っている。やはり今見ても、メディアミックスを意識しすぎて失敗した作品という印象は払拭されることのない作品だった。
{netabare}
一番印象に残っていた「俺が結婚してやんよ」というセリフがやはりあまりにも唐突で、今見てもクエスチョンが頭に浮かぶシーンだったし、感想書いてる途中に今思い出したらやっぱり笑えた。
{/netabare}
でもこの作品の素晴らしいところは音楽だ。ガルデモの歌うシーンは10年以上経った今でも印象に残っている。空に舞い上がる食券のなんと儚く切ないのか。
作品を見返したところガルデモのメインボーカルがあっという間に昇天(というより転生)していてびっくりした。もっと作品に関わっていたように記憶していたが、さすがの岩沢さんだった。
翼の生えた天使から始まるオープニングもノスタルジックで良い。BGMもワクワクする曲が多くほんとに良い。
ダイヤの原石が原石のまま終わってしまったABという作品だが、今後も名曲を生み出した作品として取り沙汰されるような、後世にも生き残っていくような作品となるのではと思わずにはいられない。