Bハウス さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ラジオドラマ版は怖かったこちらはポカンとした
その昔ニッポン放送でもアニラジのワイド番組があった
本作はその前段階としてラジオドラマを先行放送
劇中劇「ダブルバインド」がモチーフになった
得体のしれない恐怖を上手く音で表現していたので
本番となる劇場版に期待していたのだが
物語としては両方共通
元アイドルで現在は女優をしている主人公
女優としての仕事でヌードやレイプシーンがあったため
アイドル時代のファンから失望を受ける
事務所の方針で転向した事もあって
主人公自身も段々と今の仕事に疑問を感じ始めていた
すると主人公の名前が付けられたHPが立ち上げられ
そこには誰かが成りすまして書かれた日記が更新されている
自分ではない自分に振り回され
主人公はどんどんと精神的に追い詰められていく
ストーカーによる被害が増加した世相が背景があるので
この作品もサスペンス要素として
ストーカーが現れ主人公を襲う
自力で回避した主人公の前に現れたのは
アイドル時代の主人公の衣装を着た
担当の女性マネージャーだった
事件の黒幕がそのマネージャーで
ここからしばらく主人公との追いかけっこが
展開されるのだが
マネージャーの体系がぽっちゃりで
主人公のサイズと違うのによく破れないなと
変な感心する位滑稽で
急にホラーテーストの緊張感がなくなるから
劇場でこれ見たいと思っていないんだがと思っていた
マネージャーも元アイドルで
主人公に思いを重ねていたことから
女優としてアイドルのイメージを傷つけた事に
憎悪しやがて自分自身が主人公に同化してしまっていた
サイコサスペンスとしては古典的でよくある話だけど
それでもマネージャーの体系がなぁ~(T_T)
エロマンガだが「パレードパレード」の方が
同じ設定でも良くできた物語だった