くらま さんの感想・評価
2.6
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:今観てる
主人公に抱く嫌悪感は作者自己投影による願望の犠牲か
ゲームが先でアニメシリーズはアリシゼーションが初視聴。
本作は2回目か3回目の再放送で初めて視聴なので歪なニワカです。
素材は揃っていて良い意味での王道と思うのですが、端端に主人公への嫌悪が生まれます。
他作との比較は良くないのですが、サブキャラを物語りとして活かす作品と、主人公を立てる為だけの素材や材料でしかない作品があります。
後者は例えば敵キャラも魅力が無く主人公を立てるために極めて不快でしかない存在であったり、味方や好意的な脇役も主人公ハーレムさせるためのシナリオ展開と即落ち洗脳等。
本作に感じたのは後者かな、と。
妹もハーレム素材の一つなので、血の繋がりが薄い設定とか作者の性癖が全開で気持ち悪、失礼、私には合わない趣向です。
MMOを題材にしているので、多くはプレイヤー。
ギルド、でしょうか、ゲーム内でも組織に汲み盲信的に従属する社畜根性丸出しの方々がおります。
彼らの多くはサービス残業してくれそうで、社会的問題である金払いの悪い我が国の企業経営者からは歓迎されそうなのが心配でなりません。
学業や搾取される税金のために汗水垂らして幾時間。
組織の呪縛から逃れアフター5。
さあ、自分だけの時間の始まりだ!
からのギルド畜。。。
マゾなのかな?
まあアインクラッド編なPKは死と隣り合わせなのでわからなくも無いですが。
主人公補正が無いとどんなに高い能力あっても死にますからね。
といったように老若男女問わず見事にロールプレイをしているな、と思えると微笑ましい作品です。
再放送の途中(20話目くらい?)で全体評価はまだなのですが、ここまでなんと魅力的な敵キャラが出てきません。
登場人物のパターンも決まっているので安心してみれる分、面白味がないので、虚無感が。
●プレイヤーパターン
・弱い敵→瞬殺
・強い敵→主人公補正で逆転
・嫌な敵→さすがキリトくんさんの前座
・恋人あり女性キャラ→退場(さすキリ出来ないので)
・女性キャラ→さすがキリトくんさん好き好き
・敵じゃない男性キャラ→さすがキリトお前がナンバーワンだ
・メイン以外ネームド→ストーリーフラグのためのNPC
・モブ→背景
・AI→キリト大好き愛してる
次作?アリシゼーションも大体こんな認識です。
なんででしょうか、キリトという架空のキャラに対し、作者の顔がどうしても見えてしまいます。
一話目とか二話目かな、ほかに数話程度は面白い話しもありましたがね。
本作はやはりわたしの好みには合わない作品かもです。
ここまで来たので損切りしても損益増えないので惰性で視聴しますが。