tinzei さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
エロ要素は無い
グリザイアシリーズの新作『ファントムトリガー』のova。この作品は第一話と第二話。
クラウドファンディングで作られた作品で、最後に出資者の名前が出る。
前作群(果実、迷宮、楽園)とは世界観が同じでストーリーも繋がっているけど、18禁ではなくなった上に、話も変わっている。
ストーリーは「殺し屋養成学校になった美浜学園で殺し屋の女の子たちと先生が任務を達成していく」というもの。
前作群のヒロインたちと同じように皆訳ありの過去を持っているけど、「過去に縛られたまま生きてるから主人公がそれを解く」みたいなストーリーではなく、「もうすでに過去とは決別していて今を生きているヒロインたち」の話になっているから、恋愛要素は全く無い。
舞台が同じとはいえ、前作群のキャラたちはほとんど出てこない。唯一、主人公たちを助けるAIとしてタナトス(一姫)が出てくるけど、通信でしか出てこないから物語に深くは関わってこない。
原作がエロゲ―ではないから、当然エロ要素も無い。せいぜい体を引っ付けて胸が押し潰されるぐらい。
ただエロゲ―ではなくなった分、裏名義が無い表向きの声優が使われるようになったから、メンツは豪華になった。
グリザイア自体エロ要素を抜きにしても面白い話だったから、それなりに楽しめたけど、いかんせん展開が早い。特に二話の臓器の話は途中から訳わかんなくなった。
第一話でカタギの女教師が赴任してくるけど、彼女視点で物語が進むのかと思ったら、第二話では全く出てこなかったから、ただの脇役だったんだろうな。
レナがマスター(ハルト)に引っ付く時「マスタニウムを補給」って言ってたけど、それ『ニャル子さん』の主人公の母親が言う「ムスコニウム」のパクリじゃない?
それと、二話でムラサキがロシアンマフィアに潜入した時、訛ってるロシア語を訛ってる日本語で表現してるのは面白かった。これ原作通りなのかな?もし違うとしたらただの手抜きだよな(笑)
【各話簡単あらすじ】
①
訳ありの教師有坂が美浜学園に赴任してくる。
↓
そこで学園の指導員ハルトから美浜学園のこと、SORDのことを知らされる。
↓
ショックを受ける有坂だったが帰り道事件に巻き込まれヤクザに拉致される。
↓
ハルトたちは先生を救出するが、ショッキングな現場を見せてしまったため先生がもう来ないと思う。
↓
しかし有坂は普通に登校し授業を始める。
②
奪われた幹部の移植用心臓を姉妹校と共に解決。
↓
途中ロシアンマフィアが関わり、レナがロシアンマフィアにいた幼少時代の義妹と戦い屈服させる。
↓
心臓を無事奪還。実は姉妹校の担任が廃校を免れるため仕組んだ罠だった。
↓
レナの頼みでハルトが義妹を仲間に入れさせる。