「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON(TVアニメ動画)」

総合得点
68.3
感想・評価
161
棚に入れた
538
ランキング
2107
★★★★☆ 3.5 (161)
物語
3.0
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.4

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

cmQcE27229 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:今観てる

ご都合主義

{netabare} 現在放送されている2期3話まで見ていますが、ザックリ言えばご都合主義が甚だしく、まどマギ外伝を名乗る事など烏滸がましいと言える仕上がりとなっております。
 と言うのも、まどマギでは周知のとおり魔女化と言う過酷な運命を背負っています。そしてそんな魔法少女へと誘うキュゥべえが絶対悪かと言われれば、必ずしもそうではありません。と言うのも、魔法少女が魔女と化す際に生じるエネルギーを回収し、宇宙の熱的死を避ける為に利用するのであり、全宇宙観点で言えば寧ろ善とも形容出来得るものです。
 ですが今回のマギアレコード、魔女化を防止するための技術を開発している敵組織『マギウス』と言うものが出てくるのですが、魔女化の防止……すなわち魔法少女からしてみれば悲願とも言える現象を作っているにも関わらず敵組織と言う扱いにも釈然としません。そして初っ端そして頭っから敵視している主人公・環いろはの思考回路も意味不明です。後に魔女化を『魔女体をさながらスタンドの様に使役して必殺技として転用する』ことで防止するシステム、通称・ドッペルには強い依存性があるとの副作用が明かされますが、環いろはがマギウスを敵視していたのはこの事実を知るよりもずっと前です。脚本の方は自らの敷いた時系列すら覚えるのが苦手なのでしょうか。そして魔女とは言うなれば使い切った燃料のカスみたいなものです。そんな絞りカスは自ら元の潤沢なエネルギーを含んだ燃料に還る事などありえません。円環の理の女神でもないのに、何の権限があってそんなチャチな技術の開発を?
 さらに今週放送していた第3話にて、 環いろはが自らのドッペル体に乗っ取られます。その形相はさながら魔女で、結界も作り出す程です。その内容のほどは叛逆のほむらの偽街結界よろしく、偽りの平和を満喫している魔法少女たち――と言った内容。ですがこれも女子大生魔法少女・七海やちよの説得により無事に無傷で大した代償を背負う事もなく生還出来ましたとさ。めでたしめでたし――と3話は幕を閉じます。さて…… な ん で す か こ れ は ? 叛逆で半魔女化したほむらちゃんは、結果こそ悪魔化を経たものの、女神となったまどかを引き裂くまではもうズタボロでした。本来ならばあとは円環の理と言う名の天国へ導かれ、その生涯を終える筈でした。なのに環いろはは無傷でしかも代償も無いんですか?ドッペルには強い依存性がある、と第2話で仰ったばかりではないですか。原作の設定と矛盾するばかりか、自ら作った新設定に対してすら齟齬を生む。そんな噛み合わなさを抱えながら結果論ありきで無理やりサクセスストーリーを描く。これをなんと呼ぶかと言いますと『ご都合主義』と称す他ありませんでしょう。{/netabare}

投稿 : 2021/08/18
閲覧 : 221
サンキュー:

3

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASONのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASONのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

cmQcE27229が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ