Bハウス さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ボクと契約して魔法少女になってよ
今年このテレビシリーズの続編が
劇場版で制作されると発表された
リアタイで見ていた時の第3話
巴マミの惨殺シーンは未だにぞくぞくするほどインパクトがある
本作はまどかのみならずさやかや杏子
そして一人エンドレスエイトしていたほむらと
魔法少女の性を背負った少女達の過酷な模写もあるけれど
全編通してのカギはタイトルに書いたきゅうべえのセリフ
まどかが魔法少女になるかどうか
きゅうべえが魔法少女として随一の能力と評しており
隙あればまどかに契約を求めていくけれど
前半はさやかが後半はほむらがまどかを守り
最終回まで契約しない展開
そしてワルプルギスの夜が町中を襲い
絶望的な状況に追い込まれたときに
まどかはきゅうべぇに決意する
「私を魔法少女にしてよ」
この場面だけきゅうべぇが「いいのかい」と
言うのが虚淵玄の個性だと思う
事態が収まりまどかが消えた世界で
弟が無意識にまどかの顔を砂の上に描くシーンは
きゅうべえが以前語った永遠に続く因縁を感じさせた
願いを叶えるために魔法少女の力を得るも
倒していた魔女はかつての魔法少女
ソウルジェムに魂が保管され
魔女を倒した際に発生するグリーフシードで浄化させないと
魔女になってしまうシステム
手塚治虫のファウストを叩き台にして
これほど甘美で陰惨な世界を作り上げた
新房監督とイヌカレー氏はまさしく驚愕の一言
だから多分このシリーズ以降の作品は今後も見ないかな
時間が経っての解釈は都合付けれてしまうから