テングタケ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
終盤まで本当に素晴らしかったのですが
ラストは無かったことにしたい。
あくまで個人の感想です。
追記
2回目鑑賞。映像美術は心底凄いです。
ほむらとマミのゼロ距離銃撃戦なんてものすごい迫力です。
ミステリアスな展開もお見事。
劇が始まって感じる違和感(仲間が揃っている、魔女が味方にいる、ナイトメアという敵、飛行船の飛ぶ街の風景)に、「劇場版だから設定を変えてみたのかな?」などとメタなことを考えていると、製作者の罠にズッポリ嵌ります。
さて、完成度の高い本作ですが、私は最高評価を付けられません。
ほむらは前作から好きなキャラなんですが、本作ではあろうことか闇落ち?してしまいます。
その原動力は、まどかが「私は友達と別れたくない」と本心を吐露したことにあります。
ちょっと待って、たしかにそれは偽りのない本心だろうけど、それはまどかが覚悟を決める前のこと。
本編でもそれが本音でしょうが、それでも敢えて自らを捨てて魔法少女を救おうとする覚悟、それこそが尊いものだった筈です。
それを、ほむらは私情でグダグダに無かったことにして?しまいました。それはまどかの決断に対する冒涜に他なりません。
ほむらのその行動には少なからず失望しました。好きなキャラだっただけに残念です。