カミタマン さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ゼロ → 虚無 そして 零 ZERO
2021/08/16 投稿
面白かったです!
流石,異世界召喚物のビックネームですね!
2006年夏アニメ,今から15年前の作品なんですね!
実はつい最近「灼眼のシャナ」(2005年秋アニメ),「xxxHOLiC ホリック」(2006年春アニメ)を古さ(主に絵)に馴染めず断念したのですが,本作は問題なく視聴できました。
序盤は日常,ツンデレ,ハーレム物かと思わせておいて
終盤は話に広がりを持たせ,きれいに伏線回収{netabare}タイトルやOPに伏線が有るとは!!あとは,1話と最終話のサブタイトルの関係も良くできていますね!全体的にいい意味でしてやられた感が有りました。{/netabare}
1クール物の見本のような構成だと思います。
とにかくこの作品色々気になるところが有っても,それを気にさせない不思議な魅力がある作品でした。
【閲覧注意】ちょっと気になったけど,OKな点
・個人的には暴力的なツンデレはアウトなのですが,本作の場合あまり気になりませんでした。
{netabare}
・人権問題とか各種ハラスメントなど2021年的には微妙な描写もちょっと感じました。
・最終話の上空でまばゆい閃光を放ち戦局を決定づけた虚無の魔法が第2次世界大戦終盤に使われた有る兵器を連想させました。さらにその時代を意識させる飛行機も同時に描写されています。視聴したタイミング(8月15日の終戦の日)が余計にそこを意識させたのかも知れませんが・・・ちなみに爆心地のことをground zeroというのは偶然でしょうか・・・あえてここで書いておいてこう言うのもなんですが,決して重箱の隅をつつくような批判をしたいわけでは無く,封印されることを望んでいるわけでもありません。(自分としてはむしろこの作品が好きなので・・・)むしろ自分としては戦争中にあった事を忘れずに思い出すきっかけにでもなればいいのかなといったスタンスです。{/netabare}