うどんこ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルなし
今さっき見て、すぐ感想書いてます。
変な映画見たな...。
グロすぎる,,,苦手な人はゲロ吐く人いるだろうな...。
何かにつけて不気味で、直接的なのか、オブラートにつつんでいるのか、どっちなのかわからない描写で、混乱する。
生命の躍動というと、草原を駆けるガゼルの群れや、それを狩るライオンなどが思い浮かぶが、そんな綺麗なものが本当ではなくて、リアルの生命は、もっと生々しく、グロテスクで、気持ち悪い存在だと、アニメ作品という、完全なフィクションで、再認識させられた。
エンディングの映像も良かった。すごい気持ち悪い。
この作品に登場する人物たちは、全員価値観が現実の普通の人間と乖離している。
ボンドルドは言うまでもなく倫理観がぶっ壊れているが、ボンドルド含め、リコや他の探窟家たちも、自分の命より、好奇心を優先させすぎている。
俺の人生のモットーが”健康で長生き”だから、リコのように死の危険があるうえ、二度と地上に戻ってこれない下層へ降りるなんて選択はしないし、俺がナナチだったら、ボンドルドには近づかず、洞穴で隠れて寿命を全うするだろうな...。
この作品のキャラクターは、”人生を全うする”というのを、寿命いっぱい生きる事ではなく、”死ぬ前にしたい事をする事”だととらえている。たしかに、人間はいつか死ぬし、長いも短いも、大した違いではないのかもしれない...。
ボンドルドも、あんな能力があれば、永遠の命とかも、望めそうなものなのに、そんなことより、アビスの呪いの研究にすべてを捧げていた。自分だけでなく、他人の命まで。